※2019年5月2日夜 最終実践検証結果
商品の概要
石澤研究所公式サイト:https://www.ishizawa-lab.co.jp/keana/awa.html
引用元:https://www.ishizawa-lab.co.jp/keana/awa.html
角栓を落とすメカニズムの解説としては、公式サイトに、上記のような解説があります。
こちらの画像は、以前に検証した毛穴撫子 重曹スクラブ洗顔と同じ画像なので、基本的なコンセプトとしては、重曹スクラブ洗顔とほとんど同じだと思います。
>>毛穴撫子 重曹スクラブ洗顔で毛穴の角栓はとれるか?効果を検証
重曹スクラブ洗顔については、上記検証結果を見ていただければわかる通り、角栓除去効果については、角栓を肌の表面までは除去することができましたが、それ以上の毛穴の内部に詰まった角栓までは除去できず、結果的に角栓を完全に除去することはできていませんでした。
今回の商品も、基本的なコンセプトは同じなので、おそらく角栓を完全に除去することはできないと思います。
角栓を完全に除去できないのに、なぜ今回検証してみようと思ったか?というと、今回メインで考えているのが、毛穴撫子小鼻つるりんクリームパックという商品の検証です。
この商品は、洗顔後に使うものになるのですが、基本的に洗顔とセットで使う商品は、洗顔で結果が変わってしまわないように、できるだけ王道のものを使うということで、スキンライフ薬用洗顔フォームを使っていましたが、今回は、ちょうど同じメーカーから洗顔も出ていることだし、これを使って検証すれば、少なからず情報量が増えると思ったため、今回使ってみることにしました。
アットコスメの口コミランキングですが、この記事を書いている2019年4月26日現在では、どの部門にもランクインしていませんでした。
2019年4月26日朝 実践検証結果
本当に角栓が除去できるのか?の実践検証ですが、今回はマイクロスコープで、洗顔前/洗顔後の角栓の状態を観察することで、角栓が除去できたか?を確認します。
観察する角栓については、特に大きい角栓が目立つ、私が一番気になっている鼻周りの角栓を観察していきます。きれいに並んだ10個の角栓があるので、これを観察していきます。この角栓は、他の商品の検証でも観察しているので、商品間の比較も可能となっています。
上記は、1列に並んだ角栓群を左端から順に拡大した写真になります。
肌状態としては、前日夜洗顔後、約10時間が経過している状態です。
今回の商品の使い方としては、パッケージの裏に、上記のように書いてあります。
クリームを手に出してみると、このような感じです。
泡立てについては、少し水を加えて指で混ぜてみても、上記の通りで、ぜんぜん泡立ちませんでした。
泡立てネットを使うと、上記の通り、モコモコの泡ができました。
泡の性質については、今回、洗顔料の量をどれくらい使うのか?の説明が、「適量を手に取り」という、かなりざっくりとした説明なので、どの程度使うか?によって性質は変わってくると思います。多めに使えば、弾力のあるしっかりとした泡になるでしょうし、少な目なら水分が多めのシャバシャバの泡になるでしょう。
洗顔時間は、特に制約がなかったため、一般的に正しい洗顔時間の目安とされている1分前後洗顔しました。
「ピリピリ痛む」「赤くなった」といった症状は、ありませんでした。
上記は、洗顔後の写真になります。
洗顔前は、明らかに上に凸の形状をしていましたが、洗顔後は表面が剥離され、ゴツゴツした形状になっていることがわかります。表面の一部を除去できているようです。
角栓を完全に除去することはできないながらも、わずかな効果はあるように思います。
洗顔後の水分、油分の測定を行ってみましたが、こちらは双方問題ありませんでした。
あと今回は、洗顔後に使用する毛穴撫子小鼻つるりんクリームパックの検証も平行して進めており、この後パックを行いました。検証結果は以下で公開しています。
>>毛穴撫子 小鼻つるりんクリームパックで毛穴の角栓はとれるか?効果を検証
2019年4月26日夜 実践検証結果
上記は、洗顔前の写真になります。
4月26日朝、今回の商品で洗顔し、その後毛穴撫子 小鼻つるりんクリームパックを使用し、その後約10時間が経過している状態です。
上記は、洗顔後の写真になります。
朝は、角栓の表面の一部を多少除去できていましたが、今回は、洗顔前後でほとんど変化がありませんでした。
今回は、朝の洗顔で、上に凸の部分を落とせていたため、洗顔前の状態でも上に凸の形状をしていなかった、つまり上に凸の、比較的落としやすい角栓が存在していなかったために、変化がなかったのだと思います。
2019年4月27日朝 実践検証結果
上記は、洗顔前の写真になります。
4月26日夜、今回の商品で洗顔し、その後毛穴撫子 小鼻つるりんクリームパックを使用し、その後約10時間が経過している状態です。
上記は、洗顔後の写真になります。
今回は洗顔前の状態で、多少角栓が上に凸に成長していたため、洗顔にて成長部分の除去ができ、洗顔前後で少し変化が見られました。
2019年4月27日夜 実践検証結果※赤みアリ
上記は、洗顔前の写真になります。
4月27日朝、今回の商品で洗顔し、その後毛穴撫子 小鼻つるりんクリームパックを使用し、その後約10時間が経過している状態です。
上記は、洗顔後の写真になります。
今回は、洗顔時に、いつもより少し力を入れて、ていねいに洗顔してみたところ、これまでの中では一番角栓を小さくできました。
これまでは角栓の高さとしては、肌の表面と同じくらいの高さがあるように見えていましたが、今回は角栓の高さは、肌の表面よりも低くなっているように見えます。ていねいに洗うというのは、角栓除去に有効のようです。
ただ、その代償として、洗顔後、少し肌がヒリヒリしてしまいました。洗顔後の4枚目の写真を見ると、少し赤くなっているのがわかると思います。
2019年4月28日朝 実践検証結果
上記は、洗顔前の写真になります。
4月27日夜、今回の商品で洗顔し、その後毛穴撫子 小鼻つるりんクリームパックを使用し、その後約10時間が経過している状態です。
上記は、洗顔後の写真になります。
前日夜の洗顔で、肌が赤くなったとコメントしていましたが、今朝確認すると、とくにかさぶた等はできておらず、正常に戻っていました。
ただ、少し怖かったので、かなりやさしめに洗顔したため、角栓の形状は、ほとんど変化はありませんでした。やはりていねいに洗うことは、角栓除去に有効のようです。
2019年4月28日夜 実践検証結果
上記は、洗顔前の写真になります。
4月28日朝、今回の商品で洗顔し、その後毛穴撫子 小鼻つるりんクリームパックを使用し、その後約10時間が経過している状態です。
上記は、洗顔後の写真になります。
今朝は、かなりやさしめに洗顔していましたが、それで問題なかったため、今回は普通に洗顔しました。
今朝、かなりやさしめに洗顔していたこともあり、夜の時点では、上から3つ目、4つ目の写真を見ると、角栓が上に凸の形状に成長していることがわかると思います。
これまでの検証結果でわかっている通り、上に凸に成長した角栓は落としやすいため、今回は、上から3つ目、4つ目の写真にて、多少角栓が除去されていることが確認できます。
洗顔前は、明らかに上に凸の形状をしていましたが、洗顔後は表面が剥離され、ゴツゴツした形状になっていることがわかります。
2019年4月29日朝 実践検証結果
上記は、洗顔前の写真になります。
4月28日夜、今回の商品で洗顔し、その後毛穴撫子 小鼻つるりんクリームパックを使用し、その後約10時間が経過している状態です。
上記は、洗顔後の写真になります。
洗顔後の一番上の写真を見ると、一部角栓を完全に除去でき、角栓の下の肌が見えていることがわかります。ここ数日間で除去に角栓を除去していき、今回一部ではありますが、角栓の根本までの除去ができたのだと思います。
ただ、他の写真では、まだ大きく残っている角栓もあるため、角栓によって、除去しやすいものと除去しにくいものがあるようです。
そして今回わかったのは、大きい角栓が除去しにくい、というわけではないということです。一番上の角栓は、洗顔前は10個の角栓のうち一番大きいかったのですが、これは洗顔にてほぼほぼ除去できたからです。一方で、洗顔前の大きさが、それほど大きくない角栓であっても、洗顔で除去できないものもあります。
おそらく、角栓の埋まり具合や成分の違いで、除去のしやすさが決まっているのだと思います。
2019年4月29日夜 実践検証結果
上記は、洗顔前の写真になります。
4月29日朝、今回の商品で洗顔し、その後毛穴撫子 小鼻つるりんクリームパックを使用し、その後約10時間が経過している状態です。
上記は、洗顔後の写真になります。
朝は、一番上の角栓について、一部完全に除去できたため、この調子で回数を重ねれば、さらに完全に除去できた部分が増えるのではないか?と考えていたのですが、その後角栓が復活してしまい、夜洗顔後は、けっこう角栓が残っている状態で、朝よりも大きい状態でした。
おそらく、洗顔で角栓を除去するスピードと、角栓が成長するスピードが、どちらが早いか?かなり接戦でせめぎ合いになっているのだと思います。
2019年4月30日朝 実践検証結果
上記は、洗顔前の写真になります。
4月29日夜、今回の商品で洗顔し、その後毛穴撫子 小鼻つるりんクリームパックを使用し、その後約10時間が経過している状態です。
上記は、洗顔後の写真になります。
洗顔前でも角栓はそれほど大きくなかったため、洗顔後でもあまり変化はないように見えます。
2019年4月30日夜 実践検証結果
上記は、洗顔前の写真になります。
4月30日朝、今回の商品で洗顔し、その後毛穴撫子 小鼻つるりんクリームパックを使用し、その後約10時間が経過している状態です。
上記は、洗顔後の写真になります。
洗顔後の上から1枚目、2枚目の写真を見ると、角栓を多少小さくできているように見えます。
2019年5月1日夜 実践検証結果※かさぶた剥がれ
上記は、洗顔前の写真になります。
今朝は時間がなかったので、顔は水洗いのみで外出したため、夜洗顔前の角栓は、かなり大きく上に凸の形状に成長してしまっていることがわかります。このことから、角栓を小さい状態に維持するには、1日2回の洗顔は欠かしてはいけないということがわかります。
上記は、洗顔後の写真になります。
洗顔前の角栓が大きかったので、洗顔後は多少角栓を小さくできています。
また、洗顔後の写真を見ると、白い異物が付着していますが、これは肌の皮になります。4月27日夜の洗顔で、肌が少し赤くなった、とコメントしていましたが、その後2~3日で修復が終わり、いまそのかさぶたが剥がれているようです。
なので、ていねいに洗顔すると、あと少しで角栓を完全に除去できそうだ、ともコメントしていましたが、これは肌へのダメージを考えると、難しそうです。なので今回の洗顔では、肌へのダメージを考えると、角栓を小さい状態に維持するところまでが限界なのかもしれません。
2019年5月2日朝 実践検証結果※完治
上記は、洗顔前の写真になります。
5月1日夜、今回の商品で洗顔し、その後毛穴撫子 小鼻つるりんクリームパックを使用し、その後約10時間が経過している状態です。
上記は、洗顔後の写真になります。
前日朝洗顔しなかったため、今朝洗顔前の角栓は多少大きい状態だったため、洗顔後は角栓の表面の一部を除去できており、多少効果があったように見えます。
また、前日できていたかさぶたは、今回の洗顔で完全に除去され、これで4月27日のダメージは完治ということになります。
2019年5月2日夜 実践検証結果
上記は、洗顔前の写真になります。
5月2日朝、今回の商品で洗顔し、その後毛穴撫子 小鼻つるりんクリームパックを使用し、その後約10時間が経過している状態です。
上記は、洗顔後の写真になります。今回は最後なので、全体写真も撮ってみました。
今回も洗顔前の状態で、角栓が多少成長していたため、洗顔後は、角栓の表面の一部を除去できたという結果でした。
ここ数日間、検証を続けてきましたが、結果は「一部を除去しては成長し」の繰り返しで、4月29日夜の結果では、むしろ角栓が大きくなっており、効果の後退も見られました。
日々使用することで、少しずつでも角栓が小さくなっているのであれば、検証を継続して、最終的に角栓を完全に除去できるか?を確認するべきなのですが、ここ数日間の結果では、角栓を一部除去できてから以降は進歩がないため、これ以上継続しても結果は同じだと思うので、検証はこれで一旦終了としたいと思います。
検証結果の総評
洗顔前の状態が、上に凸の形状をした大きめの角栓の場合、洗顔にて、表面の一部を剥離し、除去することが可能であり、多少効果がありました。
一方で、洗顔前の状態が、上に凸の形状をしておらず、角栓の高さが、肌の表面と同じくらいの高さの場合、つまり毛穴に埋まった角栓は除去が難しいようで、あまり効果がありませんでした。
ただ、少し力を入れて、ていねいに洗顔をすることで、毛穴に埋まった角栓も、一部完全除去できたこともありましたが、その後肌にダメージがあったため、毎回このような洗顔はできないと思います。
普通の力加減で洗顔する場合、表面の一部を除去するのが限界であり、この場合、一部を除去しても、角栓は数時間で成長し、元に戻ってしまうため、少し除去しては成長して元に戻り、のいたちごっこということになります。
角栓を多少小さい状態で維持することは可能ですが、角栓を完全に除去することは難しいでしょう。
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