※2019年4月28日夜 最終実践検証結果

商品の概要


石澤研究所公式サイト:https://www.ishizawa-lab.co.jp/keana/awa.html


引用元:https://www.ishizawa-lab.co.jp/keana/awa.html
角栓を落とすメカニズムの解説としては、公式サイトに、上記のような解説があります。

こちらの画像は、以前に検証した毛穴撫子 重曹スクラブ洗顔と同じ画像なので、基本的なコンセプトとしては、重曹スクラブ洗顔とほとんど同じだと思います。
>>毛穴撫子 重曹スクラブ洗顔で毛穴の角栓はとれるか?効果を検証

重曹スクラブ洗顔については、上記検証結果を見ていただければわかる通り、角栓除去効果については、角栓を肌の表面までは除去することができましたが、それ以上の毛穴の内部に詰まった角栓までは除去できず、結果的に角栓を完全に除去することはできていませんでした。

今回の商品も、基本的なコンセプトは同じなので、おそらく角栓を完全に除去することはできないと思います。

角栓を完全に除去できないのに、なぜ今回検証してみようと思ったか?というと、今回メインで考えているのが、毛穴撫子小鼻つるりんクリームパックという商品の検証です。

この商品は、洗顔後に使うものになるのですが、基本的に洗顔とセットで使う商品は、洗顔で結果が変わってしまわないように、できるだけ王道のものを使うということで、スキンライフ薬用洗顔フォームを使っていましたが、今回は、ちょうど同じメーカーから洗顔も出ていることだし、これを使って検証すれば、少なからず情報量が増えると思ったため、今回使ってみることにしました。

アットコスメの口コミランキングですが、この記事を書いている2019年4月26日現在では、どの部門にもランクインしていませんでした。

2019年4月26日朝 実践検証結果

本当に角栓が除去できるのか?の実践検証ですが、今回はマイクロスコープで、洗顔前/洗顔後の角栓の状態を観察することで、角栓が除去できたか?を確認します。


観察する角栓については、特に大きい角栓が目立つ、私が一番気になっている鼻周りの角栓を観察していきます。きれいに並んだ10個の角栓があるので、これを観察していきます。この角栓は、他の商品の検証でも観察しているので、商品間の比較も可能となっています。





上記は、1列に並んだ角栓群を左端から順に拡大した写真になります。

肌状態としては、前日夜洗顔後、約10時間が経過している状態です。


今回の商品の使い方としては、パッケージの裏に、上記のように書いてあります。


クリームを手に出してみると、このような感じです。


泡立てについては、少し水を加えて指で混ぜてみても、上記の通りで、ぜんぜん泡立ちませんでした。


泡立てネットを使うと、上記の通り、モコモコの泡ができました。

泡の性質については、今回、洗顔料の量をどれくらい使うのか?の説明が、「適量を手に取り」という、かなりざっくりとした説明なので、どの程度使うか?によって性質は変わってくると思います。多めに使えば、弾力のあるしっかりとした泡になるでしょうし、少な目なら水分が多めのシャバシャバの泡になるでしょう。

洗顔時間は、特に制約がなかったため、一般的に正しい洗顔時間の目安とされている1分前後洗顔しました。

「ピリピリ痛む」「赤くなった」といった症状は、ありませんでした。





上記は、洗顔後の写真になります。

洗顔前は、明らかに上に凸の形状をしていましたが、洗顔後は表面が剥離され、ゴツゴツした形状になっていることがわかります。表面の一部を除去できているようです。

角栓を完全に除去することはできないながらも、わずかな効果はあるように思います。


洗顔後の水分、油分の測定を行ってみましたが、こちらは双方問題ありませんでした。

あと今回は、洗顔後に使用する毛穴撫子小鼻つるりんクリームパックの検証も平行して進めており、この後パックを行いました。検証結果は以下で公開しています。
>>毛穴撫子 小鼻つるりんクリームパックで毛穴の角栓はとれるか?効果を検証

2019年4月26日夜 実践検証結果





上記は、洗顔前の写真になります。

4月26日朝、今回の商品で洗顔し、その後毛穴撫子 小鼻つるりんクリームパックを使用し、その後約10時間が経過している状態です。





上記は、洗顔後の写真になります。

朝は、角栓の表面の一部を多少除去できていましたが、今回は、洗顔前後でほとんど変化がありませんでした。

今回は、朝の洗顔で、上に凸の部分を落とせていたため、洗顔前の状態でも上に凸の形状をしていなかった、つまり上に凸の、比較的落としやすい角栓が存在していなかったために、変化がなかったのだと思います。

2019年4月27日朝 実践検証結果





上記は、洗顔前の写真になります。

4月26日夜、今回の商品で洗顔し、その後毛穴撫子 小鼻つるりんクリームパックを使用し、その後約10時間が経過している状態です。





上記は、洗顔後の写真になります。

今回は洗顔前の状態で、多少角栓が上に凸に成長していたため、洗顔にて成長部分の除去ができ、洗顔前後で少し変化が見られました。

2019年4月27日夜 実践検証結果※赤みアリ





上記は、洗顔前の写真になります。

4月27日朝、今回の商品で洗顔し、その後毛穴撫子 小鼻つるりんクリームパックを使用し、その後約10時間が経過している状態です。





上記は、洗顔後の写真になります。

今回は、洗顔時に、いつもより少し力を入れて、ていねいに洗顔してみたところ、これまでの中では一番角栓を小さくできました。

これまでは角栓の高さとしては、肌の表面と同じくらいの高さがあるように見えていましたが、今回は角栓の高さは、肌の表面よりも低くなっているように見えます。ていねいに洗うというのは、角栓除去に有効のようです。

ただ、その代償として、洗顔後、少し肌がヒリヒリしてしまいました。洗顔後の4枚目の写真を見ると、少し赤くなっているのがわかると思います。

2019年4月28日朝 実践検証結果





上記は、洗顔前の写真になります。

4月27日夜、今回の商品で洗顔し、その後毛穴撫子 小鼻つるりんクリームパックを使用し、その後約10時間が経過している状態です。





上記は、洗顔後の写真になります。

前日夜の洗顔で、肌が赤くなったとコメントしていましたが、今朝確認すると、とくにかさぶた等はできておらず、正常に戻っていました。

ただ、少し怖かったので、かなりやさしめに洗顔したため、角栓の形状は、ほとんど変化はありませんでした。やはりていねいに洗うことは、角栓除去に有効のようです。

2019年4月28日夜 実践検証結果





上記は、洗顔前の写真になります。

4月28日朝、今回の商品で洗顔し、その後毛穴撫子 小鼻つるりんクリームパックを使用し、その後約10時間が経過している状態です。





上記は、洗顔後の写真になります。

今朝は、かなりやさしめに洗顔していましたが、それで問題なかったため、今回は普通に洗顔しました。

今朝、かなりやさしめに洗顔していたこともあり、夜の時点では、上から3つ目、4つ目の写真を見ると、角栓が上に凸の形状に成長していることがわかると思います。

これまでの検証結果でわかっている通り、上に凸に成長した角栓は落としやすいため、今回は、上から3つ目、4つ目の写真にて、多少角栓が除去されていることが確認できます。

洗顔前は、明らかに上に凸の形状をしていましたが、洗顔後は表面が剥離され、ゴツゴツした形状になっていることがわかります。

検証結果の総評

洗顔前の状態が、上に凸の形状をした大きめの角栓の場合、洗顔にて、表面の一部を剥離し、除去することが可能であり、多少効果がありました。

一方で、洗顔前の状態が、上に凸の形状をしておらず、角栓の高さが、肌の表面と同じくらいの高さの場合、つまり毛穴に埋まった角栓は除去が難しいようで、あまり効果がありませんでした。

ただ、少し力を入れて、ていねいに洗顔をすることで、毛穴に埋まった角栓も、一部完全除去できたこともありましたが、その後肌にダメージがあったため、毎回このような洗顔はできないと思います。

普通の力加減で洗顔する場合、表面の一部を除去するのが限界であり、この場合、一部を除去しても、角栓は数時間で成長し、元に戻ってしまうため、少し除去しては成長して元に戻り、のいたちごっこということになります。

角栓を多少小さい状態で維持することは可能ですが、角栓を完全に除去することは難しいでしょう。