DUO ザ クレンジングバーム ブラックリペアで毛穴の角栓は取れるか?効果を検証


※2021年9月3日夜 最終実践検証結果

商品の概要


商品名:DUO ザ クレンジングバーム ブラックリペア
公式サイト:https://lp.p-antiaging.com/clbb100_lp_com_com_zz/
プレミアアンチエイジング株式会社から出ている、DUOというブランドのクレンジングバームです。


引用元:https://www.duo.jp/item/clbb/
商品の特徴としては、公式サイトを見てみると、上記のように書かれています。DUOのクレンジングバームとしては、他にもエイジングケア用のザ クレンジングバーム、毛穴ケア用のザ クレンジングバーム クリア、くすみケア用のザ クレンジングバーム ホワイト、敏感肌向けのザ 薬用クレンジングバーム バリアがありますが、今回の商品は、毛穴の黒ずみや皮脂・ザラつき悩みに特化した商品になります。

他の商品の商品説明には「角栓」というキーワードはありませんが、今回の商品にのみ「角栓をやさしく除去」と書かれています。私は角栓に悩んでいるため、この説明を見て、今回購入してみました。


引用元:https://www.duo.jp/item/clbb/
角栓を除去するメカニズムについては、角栓を吸着して引き抜いて除去する方法や、角栓を溶かして除去する方法など、いろいろな方法がありますが、今回の商品は、上記公式サイトを見ると、角栓を溶かして除去する手法のようです。

アットコスメの口コミランキングですが、この記事を書いている2021年9月3日現在では、その他クレンジング部門で1位となっています。

商品の使い方


引用元:https://www.duo.jp/item/clbb/
今回の商品の使い方としては、公式サイトを見ると、上記のように書かれています。


バームを手のひらに出してみると、このような感じです。


マッサージしていると、指先に角栓らしきものがついてきました。

洗顔後は、肌が赤くなったり、ヒリヒリ痛みを感じることはありませんでしたが、洗顔後1時間ほど肌がつっぱりました。

今回の商品はW洗顔は不要と書かれています。一般的にクレンジングオイルやバームなどの油脂系商品は、油を落とす必要があるため、W洗顔が必要となりますが、中には今回のようにW洗顔を不要とする商品もあります。ただ、実際に使ってみると、洗顔後にベタベタが残り、すっきりしないので、結局W洗顔が必要な商品も多いです。

今回の商品は、洗顔後指もキュッキュッとする指触りで、ベタベタの残りもないため、本当にW洗顔は不要だと感じました。W洗顔をしてしまうと、油分を落としすぎて乾燥肌になるし、手間もかかるので、W洗顔が不要なのはメリットだと思います。

2021年8月30日朝 実践検証結果

本当に角栓が除去できるのか?の実践検証ですが、今回はマイクロスコープで、洗顔前後の角栓の状態を観察することで、角栓が除去できたか?を確認します。


観察する角栓については、特に大きい角栓が目立つ、私が一番気になっている鼻周りの角栓を観察していきます。きれいに並んだA~Jの10個の角栓があるので、これを観察していきます。この角栓は、他の商品の検証でも観察しているので、商品間の比較も可能となっています。





上記は、1列に並んだ角栓群を左端から順に拡大した写真になります。
肌状態としては、前日夜洗顔後、約10時間が経過している状態です。






上記は洗顔後の写真になります。

まず、A、D、F、G、H、I、J角栓が、毛穴内部まで完全に除去できています。これまで70個の商品を検証してきましたが、毛穴内部まで除去できた数としては、最高がセルフューチャー洗顔バームの3個だったので、この結果には驚きました。

B、C、E角栓は、毛穴内部まで除去できているものの、一部の角栓が残っています。そしてこの一部が残っている結果により、角栓を除去するメカニズムが解明できたため、この結果は除去効果の信頼度を大きく上昇させました。単に「角栓が取れた」という結果だけだと、メカニズムがわからない、つまり何が起きているのか?がわかっていないため、そこまで信頼できません。メカニズムが解明できた上での結果なら、起こっている事象の全てを把握できているため、除去効果の信頼度はかなり高いものになります。

結論から言うと、今回の商品は、公式サイトの商品説明通り、角栓を溶かして除去しているのだと思います。もし仮に、角栓を引き抜いて丸ごと取っているのであれば、今回の様に、一部が残ることはありません。一部が残っているということは、角栓を溶かしたり、崩したりして、少しずつ取り除いているということです。

穴の深さで考えても、角栓を引き抜いて丸ごと除去すれば、A毛穴のように、毛穴の中心がオレンジ色になって、穴が深く見えますが、D、F、G、H、I、J毛穴は、オレンジ色になっておらず、そんなに深く見えません。おそらく角栓を引き抜いて除去した場合、角栓が丸ごと取れるので、かなり深い部分の角栓まで取れ、穴も深くなるのだと思います。

角栓を溶かして除去する場合は、深いところまでは洗顔料が入らないため、この部分の角栓は除去できないので、穴もそんなに深くならないのだと思います。

A角栓は、洗顔前の角栓が大きく成長していたため、毛穴に入りきれなくなって、丸ごと取れた可能性が高いです。

では、どっちの方がいいのか?ですが、私はA以外の毛穴の方が無難だと考えています。A毛穴のように、深い穴がぱっくりと開いた状態だと、ここに異物などが入らないか?心配だからです。A以外の毛穴のように、深いところの角栓を残しておけば、これが蓋になって異物の侵入をブロックすることができます。

そもそも、私が角栓を除去したいと思っている理由は、角栓が大きくなり、毛穴よりも大きいサイズになると、毛穴を広げてしまうためです。そして毛穴が広がった状態が長く続くと、元に戻らない可能性もあるため、そうならないように角栓を除去したいわけです。なので、角栓が大きい状態を回避できればいいわけなので、深いところの角栓が残っていても、私は問題と考えていません。

他にも、毛穴内部の角栓が一部残っている毛穴は確認できたため、参考までに掲載しておきます。




洗顔後の水分、油分の測定を行ってみましたが、こちらは双方問題ありませんでした。

2021年8月30日夜 実践検証結果





上記は、洗顔前の状態です。肌状態としては、朝洗顔後、約10時間が経過している状態です。

昨日の夜は、B、C、E角栓は、毛穴内部まで除去できているものの、一部の角栓が残った状態でしたが、翌日朝になると、毛穴が縮小し、中心に小さな角栓が居座る形になっています。やはり角栓が小さくなると毛穴は縮むわけなので、逆に考えると角栓が大きい状態で存在していれば、毛穴を広げているとも言えます。ただ、この大きさなら、まだ許容範囲かなと思います。

昨日の夜は、A、D、I、J角栓は、毛穴内部まで完全に除去できていましたが、翌日朝になっても、まだ小さな穴が開いているように見えます。





上記は、洗顔後の写真になります。
B、C、E角栓は、角栓が小さいので、あまり変化は見られません。

2021年8月31日朝~2021年9月3日朝 実践検証結果

2021年8月31日朝~2021年9月3日朝の検証結果は、あまり変化が見られませんでした。全ての画像を載せるとページが重くなるため、掲載は割愛させていただきます。この間の結果も確認したい方は、以下の記事よりご確認ください。
https://pore.jp/kakusen73-2/

2021年9月3日夜 実践検証結果※角栓の除去メカニズムが解明






上記は、洗顔前の状態です。肌状態としては、朝洗顔後、約10時間が経過している状態です。






上記は、洗顔後の写真になります。

D、E角栓が、毛穴内部まで除去でき、一部の角栓が残っています。

これまでD角栓は、そこそこの大きさになっていましたが、なぜか初回のように、毛穴内部の除去ができませんでした。しかし、今回はD、E角栓の毛穴内部の角栓を一部除去することができました。

初回洗顔前の角栓の形状と、今回の洗顔前の角栓の形状の共通点として、洗顔前の形状が上に凸の形状をしていた点があります。

今回抜けたD、E角栓は、初回で除去後、日に日に少しずつ成長してきましたが、上に凸の形状がないうちは、毛穴内部を除去できませんでした。今回は、ここ数日間では、始めて上に凸の形状が確認できていました。

これまでの検証で、角栓を引き抜いて、丸ごと除去しようと思えば、上に凸の形状が必須であることがわかっています。これまで検証してきて、角栓の頭が毛穴に埋まり切ったものを引き抜けたことは、一度もないからです。

理由としては、毛穴から角栓の頭が出ていれば、その部分を指でマッサージすることによって、角栓の頭を通じて角栓全体を揺らすことができ、引き抜けるわけです。角栓の頭が毛穴に埋まり切ってしまえば、指でのマッサージが届かないため、引き抜けないのだと思います。

しかし、角栓を溶かして除去するとなれば話は別で、この場合、洗顔料が毛穴内部に浸透すれば溶かせるので、角栓の頭を揺らす必要はありません。なので、角栓を溶かして除去するのであれば、角栓の頭が出ているか?は、あまり関係がありません。

今回、初回検証時に角栓の取り残しが確認できたことから、この商品は角栓を溶かす力だけで除去しているのではないか?と考えました。

しかし、角栓を溶かす力だけで除去しているのであれば、数日前のD、E角栓も、毛穴内部の角栓を除去できているはずです。これが除去できず、今回上に凸の形状になって、ようやく除去できたということは、今回の商品は、角栓を溶かす力だけで毛穴内部の角栓を除去しているわけではい、ということが言えます。毛穴内部の角栓を除去するには、上に凸の形状が必須であり、この部分に何かしらの力が加わることで除去していると考えられます。

どのような力が働くか?については、今回洗顔後のD角栓を見ると、上に凸の部分が下側の淵にもたれかかっているように見えます。この形状から除去のメカニズムを推測すると、まず上に凸の形状がない場合は、角栓が毛穴の入り口をふさいでいるため、洗顔料が毛穴内部に入ることができないのだと思います(図A)。

その後角栓が成長して上に凸の形状ができ(図B)、この状態で指を右方向へ滑らせると、角栓も右方向へ押されて毛穴と角栓の間にスペースができ、そこに洗顔料が入り込むことで毛穴内部の角栓を溶かせるわけです(図C)。


少し話が脱線しますが、角栓を溶かして除去する商品は、これまでにも多数検証してきましたが、肌表面の高さよりも上の部分は除去できるが、毛穴内部の角栓は除去できない商品ばかりでした。その中でも唯一、毛穴内部の角栓を一部除去できた商品として、サンソリットのスキンピールバーというピーリング洗顔がありました。
URL:サンソリット スキンピールバー AHAで毛穴の角栓はとれるか?効果を検証

両者を比較すると、まず角栓の除去量は、今回の商品の方が上です。スキンピールバーでも毛穴内部の角栓を一部除去できましたが、今回の商品ほど除去量は多くありません。

この除去量に対し、肌へのダメージとしては、スキンピールバーは、乾燥肌になって皮の出現がありましたが、今回の商品は皮の出現はありません。今回の商品の方が肌へのダメージは低いです。

普通に考えると、肌の油分を落とす力が強いスキンピールバーの方が角栓を溶かす量も多く、肌の油分を溶かす力が弱い今回の商品の方が、角栓を溶かす量も少ない結果になるはずです。しかし実際は、肌の油分を落とす力が弱い今回の商品の方が、角栓を溶かす量が多くなっています。つまり矛盾が生じているわけです。

結論から言うと、今回の商品が、肌の油分を落とす力が弱いにもかかわらず、角栓を多く溶かせた理由は、「ツルツル滑らないから」だと考えています。

スキンピールバーは、油分を溶かす力が強いですが、石鹸なのでツルツル滑るわけです。これだと指を右方向へ滑らせても、ツルツル滑ってしまい、角栓を右方向へ押すことができません。なので毛穴と角栓の間にスペースができず、毛穴内部に洗顔料が入り込むことができず、除去量が少なかったのだと思います。

今回の商品は、石鹸のようにツルツル滑りません。クレンジングバーム自体の特性なのか?備長炭パウダーのザラザラなのか?わかりませんが、今回の商品の指触りとしては、ザラザラとした指触りです。なので石鹸のようにツルツル滑ることなく、角栓を右方向へ押すことができ、洗顔料が毛穴内部に侵入できたため、角栓の除去量が多くなったのだと思います。

そして今回の商品は、角栓溶解オイルというものが入っています。公式サイトの説明を見ると、「角栓溶解オイルが角栓を溶かし出す」と書かれています。角栓を押して毛穴内部にスペースができたところに、この角栓溶解オイルが流れ込むことで、角栓だけを効率的に溶かせたのではないかと考えています。

検証結果の総評

今回の商品は、角栓の除去量としては文句なしだと思います。

1つデメリットを上げるとするなら、洗顔後若干つっぱる点です。今回の商品は、確かに「油分を溶かす力が強い洗顔料に比べると」油分を落とす力は弱いですが、一般的な他の洗顔料全てと比較すると、若干つっぱりが強めです。検証後半では肌に赤みが見られるため、少なからず肌へのダメージはあると思います。ここが唯一のデメリットかなと思います。

対策としては、今回は朝晩1日2回の使用だったので、これを夜だけの使用にしてもいいと思います。朝は化粧もしていないし、肌もそんなに汚れていないので、普通の洗顔料で軽く洗顔するだけで十分だと思います。使用前の角栓が、上に凸の形状がある方が除去しやすい点を考慮しても、高頻度で使うよりも、むしろ頻度を落とした方が除去効果は高いと思います。

商品名:DUO ザ クレンジングバーム ブラックリペア
公式サイト:https://lp.p-antiaging.com/clbb100_lp_com_com_zz/

当サイトは“本当に角栓が除去できる商品がわかる”レビューサイトです
当サイトでは、角栓を除去する目的で作られている商品について、本当に角栓が除去できるのか?を検証しています。たくさんの方が「角栓どっかいった」と評価している@cosmeのランキング上位の商品でも、マイクロスコープできちんと確認すれば、実際はそのような効果はない商品がほとんどです。現状、角栓の除去効果を正しく把握できるサイトは私のサイトくらいなので、是非商品選びの参考にしてみてください。
>>角栓除去に効果のあった商品ランキング

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