※2019年3月15日夜 最終実践検証結果
商品の概要
石澤研究所公式サイト:https://www.ishizawa-lab.co.jp/keana/powder.html
引用元:https://www.ishizawa-lab.co.jp/keana/powder.html
商品コンセプトとしては、公式サイトを見ると、上記のように書かれています。
「重曹が角栓を毛穴の奥から浮かせてスルッと落とす」と書かれています。
基本的に角栓を取り除く方法としては、「角栓を表面から溶かすして除去する」とか、泥洗顔だと「角栓を表面から泥で吸着して除去する」という方式をとられている商品が多いですが、今回の商品は、「毛穴の奥から浮かせて落とす」という、これまでにない珍しい方式だと思います。
もしこれが本当なら、「毛穴の奥から」除去できるので、角栓を根本から完全に除去することが可能となります。もしこれが本当なら、方式としては、一番きれいに、取り残しなく、角栓を除去できる洗顔になると思います。
ただ、1つ思うのが、本当に重曹が毛穴の奥から浮かすことが可能なのか?ということです。角栓は、完全に毛穴に蓋をする感じで詰まっています。この状態で毛穴の奥に重曹を入れるのは、極めて難しいように思います。
方式について少し疑問はある商品ですが、同じ方式の商品ばかりを検証しても効果は似たり寄ったりなので、これまでにない新しい方式を考えるというスタンスについては、評価したいと思います。
アットコスメの口コミランキングですが、この記事を書いている2019年3月14日現在では、洗顔パウダー部門で17位、洗顔全体部門はランキング外でした。
2019年3月14日実践検証結果
本当に角栓が除去できるのか?の実践検証ですが、今回はマイクロスコープで、洗顔前/洗顔後の角栓の状態を観察することで、角栓が除去できたか?を確認します。
洗顔前/洗顔後で同じ角栓を観察しないと変化がわからないので、ほくろを目印に、同じ角栓を観察します。今回は、私の左頬にある、ほくろを目印に、ほくろ周りの角栓を観察してみます。他の商品でも、同じ角栓で検証を行っているため、他の商品との角栓の除去具合の比較も可能だと思います。
上記写真は、洗顔前の写真になります。上が低倍率、下がほくろ周りを拡大した高倍率の写真になります。
肌状態としては、前日夜洗顔後、約10時間が経過している状態です。
使い方としては、ボトルの裏に、上記のような説明があります。
お風呂に入り、洗顔料を手に出してみると、このような感じです。
ボトルの裏には、「お湯を加え、よく泡立ててやさしく洗います。」と書かれていますが、お湯を加えて指で混ぜても、いつまで経っても上記のままで、いっこうに泡立ちませんでした。
いっこうに泡立たないので、手洗いをする時のように両手をこすり合わせ泡立ててみましたが、若干泡立ったものの、洗顔ができるほどの泡は立ちませんでした。
これだといっこうに洗顔ができないので、試しに泡立てネットを使ってみると、上記のように泡立たせることができました。指だけで泡立てることはかなり難しいため、泡立てネットの用意は必須だと思います。
泡の形状としては、ボトルの説明には「適量を手に取り」という、かなりざっくりとした説明になっているので、洗顔の量により泡の形状は大きく変わると思います。
洗顔の量が少なければ、水っぽいシャバシャバの泡になるでしょうし、洗顔の量が多ければ、弾力のある、生クリームのような、しっかりとした泡になります。
私は、小さじ1杯ほどの量を使ったところ、若干シャバシャバよりの泡になりました。
上記のように、小さな粒のスクラブが入っているので、洗顔はザラザラした肌触りになります。
洗顔時間は、特に制約がなかったため、一般的に正しい洗顔時間の目安とされている1分前後洗顔しました。
「ピリピリ痛む」「赤くなった」といった症状は、ありませんでした。
上記写真は、夜入浴して、洗顔後の同じ角栓の写真になります。
結果、角栓は除去できずに残っていることがわかると思います。
また、形状の変化についても、とくに「角栓が小さくなった」とか、「上に凸の形状だったものが、平らになった」といった変化も見られないように思います。
拡大写真の左端の角栓は、洗顔前は上に凸の形状をしていますが、洗顔後も上に凸の形状を維持しているように見えます。
そもそも今回の洗顔は、「角栓を毛穴の奥から浮かせて落とす」という方式のため、結果は0か1か、つまり角栓を取り除けたか?取り除けなかったか?の2択になると思います。
例えば、「角栓を溶かして除去する」という方式なら、「半分溶かせた」というような中途半端な結果になることもありますが、今回の商品は、「角栓を毛穴の奥から浮かせて落とす」という方式上、そのような中途半端な結果にはならない、ということです。
ただ注意してほしいのが、「今回の商品は、角栓除去について全ての人に効果がない」と言っているわけではないので、そこは間違えないようにしてください。というのも、私には効果はありませんでしたが、肌質というのは多種多様なので、他の人にも同じように効果がないとは限りません。もしかしたら、角栓の状態や肌質によっては、効果が出る人もいるかもしれません。あくまで私の実践結果ということで、参考程度にしてみてください。
洗顔後の水分、油分の測定を行ってみましたが、こちらは双方問題ありませんでした。
2019年3月15日実践検証結果
上記写真は、洗顔前の写真になります。上が低倍率、下がほくろ周りを拡大した高倍率の写真になります。
夜お風呂に入る前の状態であり、朝洗顔してから約10時間が経過しています。
14日は角栓除去にあまり効果がなかったため、今日は洗顔時間を3分に伸ばして、除去量に変化があるか?の検証を行いました。※14日の洗顔時間は1分
3分洗顔しても、痛みが出たり、赤くなったりすることはありませんでした。
拡大写真の左端および右端の角栓について、洗顔前は上に凸の形状をしていたものが、洗顔後は表面が平になっているように見えます。
また、拡大写真の左端の角栓を見ると、角栓の周囲に堀のようなものが見えるため、また肌の表面上の角栓だけでなく、毛穴の内部の角栓も少し除去できているように見えます。
13日は、「角栓除去の方式的に考えると、角栓を溶かして除去する方式ではないため、「角栓が小さくなった」といった変化はないはずだ」とコメントしていましたが、洗顔時間を長めにして、しっかりと洗えば、角栓を溶かす作用もあるようです。