スイサイ ビューティクリア パウダーウォッシュで毛穴の角栓はとれるか?効果を検証


※2019年3月9日 最終実践検証結果

商品の概要


カネボウ公式サイト:https://www.kanebo-cosmetics.jp/suisai/products/ferment/bcp/

「毛穴の黒ずみ汚れ、角栓ザラつきを除去」というコンセプトの商品です。

マイクロスコープの画像を見るとわかる通り、私の肌は明らかに角栓ができている状態なので、今回の商品のコンセプトは、私の肌にぴったりだと思います。

カネボウ公式サイトでは、アットコスメの「洗顔パウダー部門」での口コミランニング第1位と書かれていますが、この記事を書いている2019年2月15日現在でも、「洗顔パウダー部門」で1位でした。ちなみに洗顔料部門では7位でした。

2019年2月18日実践検証結果

本当に角栓が除去できるのか?の実践検証ですが、今回はマイクロスコープで、洗顔前/洗顔後の角栓の状態を観察することで、角栓が除去できたか?を確認します。マイクロスコープは、かなり高価なものを購入したので、鮮明な画像で確認が可能です。

洗顔前/洗顔後で同じ角栓を観察しないと変化がわからないので、ほくろを目印に、同じ角栓を観察します。今回は、私の左頬にある、ほくろを目印に、ほくろ周りの角栓を観察してみます。他の商品でも、同じ角栓で検証を行っているため、他の商品との角栓の除去具合の比較も可能だと思います。



上記写真は、洗顔前の写真になります。上が低倍率、下がほくろ周りを拡大した高倍率の写真になります。

夜お風呂に入る前の状態であり、朝洗顔してから約10時間が経過しています。


お風呂に入り、パウダーを手に出してみると、このような感じです。量が少ないんだなという印象でした。


これに水を少し加え、指で混ぜて泡立てるのですが、上記写真のままで、いっこうに泡が立ちませんでした。


事前にカネボウ公式サイトにある、上記動画を見ていたのですが、「どうやって泡立てるのだろう」と思って、再度動画を見直してみると、この動画は、指で混ぜているところでカットが入り、次の画面で泡が立った状態が映されていたんですね。つまり、指で混ぜて泡立つ様子が、ノーカットで映されていたわけではなかったんです。

このパウダーを指で混ぜるだけで泡立たせるのは、かなり難しいと思います。


カネボウ公式サイトに「泡立てネットもご使用いただけます」と書かれていたので、泡立てネットを使ってみたところ、上記のように泡立たせることができました。

なので、この商品を使う時は、泡立てネットも合わせて用意した方がいいでしょう。

泡の状態としては、前述の通り、洗顔料の量が少ないので、必然的に泡に含まれる水分量が多くなり、泡がシャバシャバで、気泡の大きい泡になっているのがわかると思います。

一般的な洗顔料のスキンライフ洗顔フォームと比べてみても、こちらは洗顔料の量が多いので、弾力のある気泡の小さい泡となっており、その違いは写真でもわかると思います。※「シャバシャバの泡が悪い、弾力のある泡が良い」と言っているわけではありません。あくまで形状を伝えているだけです
参考:スキンライフ 薬用洗顔フォームで毛穴の角栓は除去できるか?実践検証


引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Wt2dcPVu6JU
洗顔については、カネボウ公式の動画には、「30秒程度洗う」という説明があったため、数を数えながら洗顔を行いましたが、普段は1分前後洗っているので、この半分となると、時間としてはかなり短くてあっという間で、本当に汚れが落ちているのか?少し不安でした。

アットコスメの今回の商品の口コミを見ると、「ピリピリ痛む」「赤くなった」という口コミが多くあり、使用にあたっては、少し怖いなと思っていたのですが、私は痛みや、洗顔後に赤くなった、という症状は出ませんでした。

私が思うに、おそらくピリピリ痛くなったり、赤くなったりする人というのは、洗顔の時間が長いのではないかと思います。前述の通り、30秒って、けっこうあっという間です。この短時間で、ピリピリ痛くなるほどの影響を与えるとは考えにくいです。


洗顔時間が長い理由は、周知不足が原因だと思います。というのも、30秒の制約は、商品のパッケージには、どこにも書いてないんです。

私は、角栓が本当に除去できるのか?検証を行っており、責任もあるので、使用方法については、ホームページ等まで確認していますが、そうでない一般的な人の場合、ホームページまでは見ないと思います。

一般的には、洗顔時間は1分前後が目安とされているため、何も知らずに、普通の洗顔と同じように、1分前後洗ってしまっている人は、多数いるのではないかと思います。

実際に「ヒリヒリ痛む」という口コミが多数あり、そして使用方法として一般的な洗顔時間に比べて極端に短い時間になっているという2点を考えると、おそらく酵素というのは、かなり強い洗浄力があるのだと思います。これを本来の使用方法である30秒の2倍近い時間をかけて洗ってしまえば、痛くなったり赤くなることも十分考えられます。

なので「30秒程度」という説明は、誰もが確認できるように、パッケージにも書くべきだと思います。



上記写真は、夜入浴して、洗顔後の同じ角栓の写真になります。

結果、角栓は除去できずに残っていることがわかると思います。

また、角栓の形状についても、「小さくなった」といった変化も見られないように思います。

また、他の肌の部分が白くなっているように見えます。これは、以前にビオレおうちdeエステを使った時に、洗顔時間を5分に伸ばして検証した時に見られた症状とよく似ています。
参考:2019年2月14日実践検証結果

おそらく、油分の除去力が強いのだと思います。ビオレおうちdeエステの時は、5分近い洗顔でこの症状が見られましたが、今回の商品は30秒という短時間で、この症状がでたため、やはり酵素は、かなり強い成分なのだと思います。


洗顔後の水分、油分の測定を行ってみましたが、こちらは双方問題ありませんでした。

今後についてですが、ビオレおうちdeエステの時は、角栓の除去はできないながらも、角栓を小さくすることはできていたため、洗顔頻度を増やしたり、1回の洗顔時間を長くしたりと、いろいろ試行錯誤行っていましたが、今回の商品については、洗顔後、あまり変化が見られなかったため、実践検証については、これで終了としたいと思います。

ただ注意してほしいのが、「今回の商品は、角栓除去について全ての人に効果がない」と言っているわけではないので、そこは間違えないようにしてください。というのも、私には効果はありませんでしたが、肌質というのは多種多様なので、他の人にも同じように効果がないとは限りません。もしかしたら、角栓の状態や肌質によっては、効果が出る人もいるかもしれません。あくまで私の実践結果ということで、参考程度にしてみてください。

2019年2月19日実践検証結果※ヒリヒリ痛いか?赤くなるか?検証



上記写真は、洗顔前の写真になります。上が低倍率、下がほくろ周りを拡大した高倍率の写真になります。拡大写真については、ほくろの近くにもう1つ角栓があったため、これも込みで、合計3つの角栓を写してみました。

夜お風呂に入る前の状態であり、朝洗顔してから約10時間が経過しています。

18日の内容では、検証は終了すると書いていましたが、痛みと赤くなるか?の部分について、「長時間使うから痛みが出たり、赤くなる」という内容が、私の予想に終わってしまっていたので、ここを明確にするために追加検証を行いました。

計画としては、最長3分洗顔する予定で、それより前に痛みが出れば、その時点で洗い流す、という計画で検証しました。

結果、私の予想に反し、3分経ってもまったく痛くならず、洗顔後赤くなることもありませんでした。

痛みや赤くなるといった症状については、肌質による部分が大きいようです。アットコスメの口コミで、痛くなった、赤くなったと書いている人は、肌が弱い人なのかもしれません。

特に肌が弱い、というわけではない人は、極度に怖がる必要はないように思います。


1分半ほど洗顔すると、泡がかなり少なくなり、上記のような状態になりました。

その後2分ほど洗顔すると、手のひら、顔から完全に泡がなくなり、顔はカピカピの状態になりました。これだと洗顔ができないので、もう1パック使い、合計2パックで洗顔しました。



上記写真は、夜入浴して、洗顔後の同じ角栓の写真になります。

やはり写真でも、特に赤くなっている部分はなく、低倍率の写真を見ても、洗顔前とほとんど同じ肌の色に見えると思います。

角栓の除去については、左端の角栓と真ん中の角栓が、多少小さくなっているように見えます。右端の角栓については、ほとんど変化はないように見えます。

18日の結果では変化がなかったのに、今回多少小さくなった理由としては、洗浄時間を延ばしたことが原因だと思います。

18日の結果でも書いていましたが、30秒という時間は、けっこうあっという間です。ブラシなどでゴシゴシ洗えば、30秒という短い時間でも洗浄できると思いますが、基本的に正しい洗顔というのは、そのような洗い方はせず、泡でやさしく洗うのが正しい洗顔です。つまり物理的な作用はほとんどなく、ほぼほぼ薬液の洗浄力のみになるため、こうなると薬液が肌に浸透して作用するまでに、ある程度時間が必要だと思います。

なので、18日に痛みを感じなかった、赤くならなかった原因として、私が最初に考えたのが、洗顔時間の短さでした。同じように、30秒という短時間では、薬液はあまり肌に浸透せず、影響が小さいと考えたからです。

18日の結果では角栓は除去できず、今回の結果で多少除去できたということは、やはり洗顔時間がキーになっているという考え方は正しいと思います。

こうなってしまうと、1つ酵素洗顔のネックとして、「長時間洗えない」という点が、角栓除去に対し、足を引っ張る要素になってきます。

今回は、3分かけて洗顔したので、角栓を多少除去できましたが、これは正しい使い方ではないので、これで毎日やることはできません。今回は痛みや赤みは出ませんでしたが、これを毎日行えば問題が出てくる可能性もあります。

なので、毎日の洗顔は、30秒という制約は守って使うべきだと思います。こうなると、角栓除去の効果としては、18日の結果の通り、「角栓の除去はできず、小さくなったといった変化も見られない」という結果になると思います。


洗顔後の水分、油分の測定を行ってみましたが、こちらは双方問題ありませんでした。

2019年3月9日実践検証結果

最初に検証を行って大分時間が経過しましたが、これまでの検証結果を見ていただければわかる通り、洗顔前の角栓の大きさや形状は、日によって若干変わっています。

大きく表面に凸の形状をした日もあれば、同じ角栓が数日後には、以前に比べると小さめで、平らな形状をしている時もあります。

なので、日を空けて、様々な大きさ、形状の角栓で検証を行うことで、より正確で公平な評価ができると考えています。よって今回、久しぶりにこの商品の検証を行ってみます。



上記写真は、洗顔前の写真になります。上が低倍率、下がほくろ周りを拡大した高倍率の写真になります。

夜お風呂に入る前の状態であり、朝洗顔してから約10時間が経過しています。

30秒の洗顔ではあまり効果がないと思ったため、洗顔時間3分で検証をしてみました。

今回も、1分ちょっと洗顔したところで泡がなくなったため、2パック使い洗顔しました。



上記写真は、夜入浴して、洗顔後の同じ角栓の写真になります。

拡大写真の右側、および左側の角栓について、洗顔前は表面に凸の形状をしていますが、洗顔後は平らになっているように見えます。ただ、変化量はほんの少しといったところでしょうか。

今回、少し気合を入れて強く洗いすぎたせいか、洗顔後、肌が水ぶくれのように腫れてしまいました。

普通に顔を見るだけでは、その変化はほとんどわかりません。ただ、顔を近づけて、よーく肌表面を見てみると、腫れていることがわかります。その程度の、かなり小さな変化です。

膨れている様子は、洗顔後の拡大写真を見ていただくと、肌表面がぷっくり膨れている感じが伝わるかと思います。

また、洗顔後は、若干ヒリヒリと痛みがありました。

おそらくアットコスメにあった、ヒリヒリ痛くなった、赤くなった、という口コミは、この現象だと思います。なので、この洗顔は、他の洗顔に比べると、刺激は強い方だと思います。

ただ、今回は3分洗顔したので、この症状が現れたわけで、使用方法を守って30秒しか洗わなければ大丈夫だと思います。以前洗顔した時は、3分洗っても問題なかったからです。

今回は、「以前は3分洗ってもあまり効果がなかった」という思いから、少し洗い方を強めにしてしまったのかもしれません。

次の日の朝には、水ぶくれは無くなり、いつもの肌に戻っていました。

当サイトは“本当に角栓が除去できる商品がわかる”レビューサイトです
当サイトでは、角栓を除去する目的で作られている商品について、本当に角栓が除去できるのか?を検証しています。たくさんの方が「角栓どっかいった」と評価している@cosmeのランキング上位の商品でも、マイクロスコープできちんと確認すれば、実際はそのような効果はない商品がほとんどです。現状、角栓の除去効果を正しく把握できるサイトは私のサイトくらいなので、是非商品選びの参考にしてみてください。
>>角栓除去に効果のあった商品ランキング

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