※2019年12月8日夜 最終実践検証結果
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商品の概要
みんなでみらいを公式サイト:https://www.minnademiraio.net/items/19378554
みんなでみらいをから出ている酵素洗顔です。
引用元:https://www.minnademiraio.net/items/19378554
商品の特徴としては、米ぬかと小麦ふすま(ぬか)で作られた酵素洗顔です。洗顔とクレンジングの2つの役割があり、使用後にW洗顔は不要となっています。
公式サイトを見ると、「毛穴の汚れや角栓もキレイになって、洗い上がりはしっとりスベスベ肌に」と書かれています。私は角栓に悩んでいるため、この説明を見て、試してみることにしました。
角栓を除去するメカニズムについては、今回の商品は、公式サイトでの説明が少なく、なぜ米ぬかと小麦ふすまが、毛穴の洗浄に効果があるのか?は、一切わかりません。もう少し米ぬかと小麦ふすまの洗浄効果について詳しく説明してくれると、「それなら試してみようか」と思えるのですが、今回の商品の公式サイトは、そのような説明は一切ないので、期待度は低いです。
アットコスメの口コミランキングですが、この記事を書いている2019年12月6日現在では、洗顔パウダー部門で6位にランクインしています。今回の商品は、冒頭でも書いた通り、商品説明が少ないので、あまり興味は持たなかったのですが、アットコスメのランキングが高かったため、試してみることにしました。
商品の使い方
今回の商品の使い方としては、商品ボトルの裏に上記のように書かれています。
パウダーを手のひらに出してみると、このような感じです。
泡立ちネットで泡立てたところ、いつまで経っても上記の通りで、一向に泡立ちませんでした。基本的にパウダー洗顔は泡立ちが悪いものが多いですが、どんなに泡立ちが悪いものでも、泡立ちネットを使えば、簡単に泡立てることができていましたが、今回は泡立ちネットを使っても泡立たなかったので、これまで使ってきた商品の中では、一番泡立ちが悪いと思います。
今回の商品は、ぬかが主成分となっていますが、そもそもぬか自体が泡立つものではないため、泡立たせる目的で作られた石鹸に比べると、泡立ちが悪いのは当然なのかもしれません。
いくら摩擦を続けても泡立たなかったため、しばらく「どうしたものか?」と考えたのですが、とりあえず商品説明にある範囲でできる手段としては、お湯を追加することだけだったので、徐々にお湯を加えて摩擦を続けたところ、上記の通り、ようやく洗顔できるくらいの泡を立たせることができました。
泡の状態としては、水をけっこう加えているため、しっかりとした弾力のある泡というよりは、シャバシャバ系の泡になっています。泡の量は、かなり少な目で、ギリギリ洗顔できるかな?といった感じです。
1分ほど洗顔後、泡は上記のようになりました。一般的に酵素洗顔は、泡持ちが悪く、すぐにテカテカになって泡がなくなるものもありますが、今回の商品は、そのようなことはなく、酵素洗顔として考えると、泡持ちは良い方だと思います。今回の商品は、そもそも泡の量がとても少なく、泡持ちが悪ければ洗顔は困難になっていたところでしたが、そうではなかったので一安心でした。
洗顔後は、肌が赤くなったり、ヒリヒリしたりといった症状はありませんでしたが、かなり肌がつっぱりました。やはり酵素洗顔なので、成分は強めなのだと思います。
2019年12月6日朝 実践検証結果
本当に角栓が除去できるのか?の実践検証ですが、今回はマイクロスコープで、洗顔前後の角栓の状態を観察することで、角栓が除去できたか?を確認します。
観察する角栓については、特に大きい角栓が目立つ、私が一番気になっている鼻周りの角栓を観察していきます。きれいに並んだA~Jの10個の角栓があるので、これを観察していきます。この角栓は、他の商品の検証でも観察しているので、商品間の比較も可能となっています。
上記は、1列に並んだ角栓群を左端から順に拡大した写真になります。
肌状態としては、前日夜洗顔後、約10時間が経過している状態です。
上記は洗顔後の写真になります。
まず、根本からすっぽりと、完全に引き抜けた角栓はありませんでした。
形状の変化については、洗顔前は上に凸の状態をしていましたが、洗顔後は、かなり角栓が薄く、小さくなっています。洗顔前は角栓は肌の表面よりも高く、上に凸の形状をしていましたが、洗顔後は肌と同じ高さにまで低くなっています。全体写真を見ても、洗顔前と比べると、洗顔後はかなり角栓が目立たたなくなっています。
ただ、角栓を溶かす力が強いということは、普通の肌の油分を落とす力が強いということなので、洗顔後はかなり肌がつっぱりました。これまでの経験で、肌がつっぱった時に肌を見ると、角栓の周りに凹みが見られるのですが、今回も洗顔後のH、I、Jを見ると、角栓の周りが大きく凹んでいます。このことからも、肌がつっぱっている様子が伝わるかと思います。
洗顔後の水分、油分の測定を行ってみましたが、こちらは双方問題ありませんでした。
2019年12月6日夜 実践検証結果
上記は、洗顔前の状態です。肌状態としては、朝洗顔後、約10時間が経過している状態です。
上記は、洗顔後の写真になります。
今回も、角栓を完全に除去することはできていません。
形状の変化については、今回も朝同様、角栓が肌と同じ高さにまで薄くなっています。今回は洗顔前の状態でも角栓はかなり薄かったため、洗顔後は、朝に比べると、そこまで大きな変化はありません。
2019年12月7日朝 実践検証結果
上記は、洗顔前の状態です。肌状態としては、前日夜洗顔後、約10時間が経過している状態です。
上記は、洗顔後の写真になります。
今回も、角栓を完全に除去することはできていません。
形状の変化については、これまで同様、洗顔後は角栓が肌と同じ高さにまで薄くなっています。
2019年12月7日夜 実践検証結果
上記は、洗顔前の状態です。肌状態としては、朝洗顔後、約10時間が経過している状態です。
上記は、洗顔後の写真になります。
今回も、角栓を完全に除去することはできていません。
形状の変化については、これまで同様、洗顔後は角栓が肌と同じ高さにまで薄くなっています。
2019年12月8日朝 実践検証結果
上記は、洗顔前の状態です。肌状態としては、前日夜洗顔後、約10時間が経過している状態です。
上記は、洗顔後の写真になります。
今回も、角栓を完全に除去することはできていません。
形状の変化については、これまで同様、洗顔後は角栓が肌と同じ高さにまで薄くなっています。
2019年12月8日夜 実践検証結果
上記は、洗顔前の状態です。肌状態としては、朝洗顔後、約10時間が経過している状態です。
上記は、洗顔後の写真になります。
今回も、角栓を完全に除去することはできていません。
形状の変化については、これまで同様、洗顔後は角栓が肌と同じ高さにまで薄くなっています。
検証結果の総評
今回の商品の検証結果のまとめですが、まず、今回は10個の角栓の形状を観察しましたが、角栓を引き抜いて、完全に除去することはできませんでした。
形状の変化については、洗顔後は角栓が、かなり薄く小さくなりました。洗顔後の全体写真を見ても、洗顔前に比べると、洗顔後は、かなり角栓が目立たなくなっています。
ただ、薄くできるのは、肌と同じ高さまでであり、それ以上は使用を継続しても薄く小さくすることはできませんでした。なので使用1回目と、使用6回目では、洗顔後の角栓の形状は、ほぼほぼ同じです。理由としては、毛穴に埋まった部分は、洗顔時に指の摩擦がかけられないため、除去がしにくいのだと思います。
角栓を完全に除去できているわけではないため、洗顔後10時間後には、角栓が復活し、けっこう目立つようになってしまっています。なので、長時間、角栓が目立たない状態を維持したければ、もっと角栓を除去する必要があると思います。短時間だけでいいのであれば、今回の商品を使う選択もアリだと思います。
この「毛穴に埋まった部分は溶かしにくい」という状況は、他の商品でも同じであり、角栓を溶かす力が強い他の酵素洗顔でも、同じ状況になります。なので、角栓を溶かせる量は、他の酵素洗顔と同等程度です。
ただ、今回の商品は、角栓を溶かせる量は、他の酵素洗顔と同等の力を持っていながら、肌にそこまで負担をかけない、というメリットもあります。
酵素洗顔は、成分が強いので、今まで検証してきた商品の中には、使用後に肌が赤くなったり、かさぶたができたこともありました。角栓を溶かす力が強いということは、肌への負担も大きくなるので、ここがネックになるわけです。
対策として「週に2~3回」と使用頻度を制限されるする商品もありますが、使用頻度が少なくなると、洗顔の間隔が長くなるため、その間に角栓は大きく成長してしまうので、根本的な解決策にはなりません。
一方今回の商品は、1日2回と、高頻度で使っても、洗顔後肌がつっぱりはしたものの、赤くなったりかさぶたができるほどの異常はありませんでした。なので、肌への負担を合わせて考えると、酵素洗顔の中では、今回の商品が一番良かったように思います。
商品の評価については、角栓を完全に除去することはできなかったものの、角栓を肌表面と同じ高さにまで除去することができたため、「角栓除去に小さい効果があった商品」としておこうと思います。