ロゼット 薬用アクネ洗顔フォームで毛穴の角栓はとれるか?効果を検証


※2020年3月27日夜 最終実践検証結果

商品の概要


ロゼット公式サイト:https://rosette.jp/products/detail.php?product_id=84

ロゼットから出ている洗顔フォームです。


引用元:https://rosette.jp/products/detail.php?product_id=84
商品の特徴としては、公式サイトを見ると、「イオウが毛穴を開き、ニキビの原因となる皮脂や汚れをとり除き、すっきり洗い流します。」と書かれています。

私は毛穴の皮脂汚れ、角栓に悩んでいるため、この説明を見て、今回購入してみました。私はニキビはできていないので、今回は毛穴の皮脂汚れの除去効果のみに期待しての購入になります。

毛穴の皮脂汚れを除去するメカニズムについては、引き抜いて根本からすっぽりと除去する方法や、溶かして除去する方法など、いろいろな方法がありますが、今回の商品の除去法の説明としては、「イオウが毛穴を開き」ということが書かれていますが、毛穴を開いて、その後どうやって除去するのか?は書かれていないので、この部分が不明なので、もう少し詳しく説明してほしいところです。

ただ、仮に溶かして除去を試みる場合、あまり毛穴を開く必要性はありません。毛穴を開けば、毛穴に詰まった皮脂汚れをすっぽりと引き抜きやすくなるため、おそらく毛穴からすっぽりと引き抜く方法で除去を試みるのではないかと思います。

アットコスメの口コミランキングですが、この記事を書いている2020年3月23日現在では、どの部門にもランクインしていませんでした。

2020年3月23日朝 実践検証結果

本当に角栓が除去できるのか?の実践検証ですが、今回はマイクロスコープで、洗顔前後の角栓の状態を観察することで、角栓が除去できたか?を確認します。


観察する角栓については、特に大きい角栓が目立つ、私が一番気になっている鼻周りの角栓を観察していきます。きれいに並んだA~Jの10個の角栓があるので、これを観察していきます。この角栓は、他の商品の検証でも観察しているので、商品間の比較も可能となっています。





上記は、1列に並んだ角栓群を左端から順に拡大した写真になります。

肌状態としては、前日夜洗顔後、約10時間が経過している状態です。


今回の商品の使い方としては、公式サイトを見ると、上記のように書かれています。


洗顔フォームを手のひらに出してみると、このような感じです。色合いとしては、イオウを含んでいるせいか、少し黄色がかっています。


その後説明に従って、水で泡立てたところ、上記のような感じになりました。ただ、これは加える水の量によって状態は異なり、もっと水が少なければペースト状の泡になるでしょうし、もっと水が多ければシャバシャバの泡にもなるため、一概に上記の泡になるとは言えません。加える水の量の違いによって、個人差が出ると思います。

ちなみに、以前検証したロゼット洗顔パスタの検証記事では、「泡立てネットを使うべきだ」というコメントもいただいていましたが、私は、使用方法の誤りを無くし、できるだけ正確な検証を行いたければ、商品説明に忠実に従って使用するべきだと考えています。

個人の勝手な先入観、暗黙の了解みたいなもので、商品説明と異なる方法で実践してしまうと、メーカーが想定した効果を得られない可能性が出てきます。泡立てネットを使って使用することを前提に商品開発されているのであれば、使用方法の説明に、「泡立てネットを使って泡立ててください」と書かれているはずです。

今回は、そのような説明はなく、また泡立てネットを使って泡立てたと思われる、モコモコの泡の写真も掲載されていないため、泡立てネットは使用せずに検証します。


洗顔後手のひらは上記のようになりました。まだ泡はけっこう残っているので、泡持ちは良い方だと思います。

洗顔後は、赤くなったり、ヒリヒリしたりといった症状ありませんでした。あまりつっぱった感じもなかったので、成分はそれほど強くないと思います。

あと、洗顔中はもちろん、洗顔後も数時間は、イオウの匂いがけっこうしたので、一応記載しておきます。私はイオウの匂いはダメだ、というわけではないので、特にデメリットにはなりませんが、この匂いが嫌な人は、デメリットになるかもしれません。






上記は洗顔後の写真になります。

まず、根本からすっぽりと、完全に引き抜けた角栓はありませんでした。

形状の変化については、洗顔前は上に凸の状態をしていましたが、洗顔後は、かなり平らになっているように見えます。

ただ、除去できている部分は、肌表面の高さまでであり、それより深い毛穴に埋まっている部分の除去はできていません。この部分は指で摩擦を加えられないため、除去ができないのだと思います。


洗顔後の水分、油分の測定を行ってみましたが、こちらは双方問題ありませんでした。

2020年3月23日夜 実践検証結果





上記は、洗顔前の状態です。肌状態としては、朝洗顔後、約10時間が経過している状態です。





上記は、洗顔後の写真になります。

今回も、角栓を完全に除去することはできていません。

形状の変化については、洗顔前は若干上に凸の状態をしていましたが、洗顔後は平らになっているように見えます。

ただ、朝と同じく、除去できるのは肌表面の高さまでであり、それより深い部分の除去はできていません。

2020年3月24日朝 実践検証結果





上記は、洗顔前の状態です。肌状態としては、前日夜洗顔後、約10時間が経過している状態です。





上記は、洗顔後の写真になります。

今回も、角栓を完全に除去することはできていません。

形状の変化については、洗顔後は平らになっているように見えます。ただ、除去できるのは肌表面の高さまでであり、それより深い部分の除去はできていません。

2020年3月24日夜 実践検証結果※浅く埋まっている角栓ならほぼ完全に除去可能





上記は、洗顔前の状態です。肌状態としては、朝洗顔後、約10時間が経過している状態です。





上記は、洗顔後の写真になります。

今回も、角栓を完全に除去することはできていません。

F角栓については、検証初期では、E、G角栓と同じくらいの大きさでしたが、使用を継続することで徐々に小さくなっていき、今回はほとんど見えないくらいにまで小さくすることができています。

また、I角栓については、検証初期では、J角栓と同じくらいの大きさでしたが、使用を継続することで徐々に小さくなっていき、今回はかなり小さくすることができています。

検証初日は、「除去できている部分は、肌表面の高さまでであり、それより深い毛穴に埋まっている部分の除去はできていません。この部分は指で摩擦を加えられないため、除去ができないのだと思います」とコメントしていましたが、それに反して今回ほぼ完全な除去ができた理由としては、おそらくF、I角栓については、毛穴にあまり深く埋まっていないのだと思います。

こう考える理由としては、今回洗顔後のJ角栓の外周を見ると(赤丸部)、まるで落とし穴のように垂直に切り落ちており、ある程度の深さのある穴のような印象を受けます。これに対し、F角栓とI角栓は、このような垂直に切り落ちた段差はありません。穴が浅いのだと思います。

特にI角栓とJ角栓を比較すると、検証当時はほとんど同じ大きさをしていたものが、今回明らかに大きさが異なっており、I角栓はけっこう小さくなっているが、J角栓は大きいままです。角栓を溶かして除去する方式の商品は、「角栓がどれだけ深く埋まっているか?」により、除去の出来具合が大きく左右されるようです。

2020年3月25日朝 実践検証結果





上記は、洗顔前の状態です。肌状態としては、前日夜洗顔後、約10時間が経過している状態です。

24日夜の洗顔後は、F、I角栓がかなり小さくなったとコメントしていましたが、その後10時間経過した時点だと、その他とあまり変わらないくらいの大きさに復活してしまっています。

角栓を引き抜いて、根元から完全に除去できれば、角栓がほとんど見えない状態を数日間は維持できるので、これに比べると、効果の持続性としては、かなり短いと言えます。

前日は、浅く埋まった角栓であれば、角栓を溶かして除去する手法も効果的かもしれないと思っていたのですが、その後の復活のスピードの速さを考えると、少し微妙な感じです。





上記は、洗顔後の写真になります。

今回も、角栓を完全に除去することはできていません。

形状の変化については、洗顔後は平らになっているように見えます。ただ、除去できるのは肌表面の高さまでであり、それより深い部分の除去はできていません。

2020年3月25日夜 実践検証結果





上記は、洗顔前の状態です。肌状態としては、朝洗顔後、約10時間が経過している状態です。





上記は、洗顔後の写真になります。

今回も、角栓を完全に除去することはできていません。

形状の変化については、洗顔後は平らになっているように見えます。ただ、除去できるのは肌表面の高さまでであり、それより深い部分の除去はできていません。

2020年3月26日朝 実践検証結果





上記は、洗顔前の状態です。肌状態としては、前日夜洗顔後、約10時間が経過している状態です。





上記は、洗顔後の写真になります。

今回も、角栓を完全に除去することはできていません。

形状の変化については、洗顔後は平らになっているように見えます。ただ、除去できるのは肌表面の高さまでであり、それより深い部分の除去はできていません。

2020年3月26日夜 実践検証結果





上記は、洗顔前の状態です。肌状態としては、朝洗顔後、約10時間が経過している状態です。





上記は、洗顔後の写真になります。

今回も、角栓を完全に除去することはできていません。

形状の変化については、洗顔後は平らになっているように見えます。ただ、除去できるのは肌表面の高さまでであり、それより深い部分の除去はできていません。

2020年3月27日朝 実践検証結果





上記は、洗顔前の状態です。肌状態としては、前日夜洗顔後、約10時間が経過している状態です。





上記は、洗顔後の写真になります。

今回も、角栓を完全に除去することはできていません。

形状の変化については、洗顔後は平らになっているように見えます。ただ、除去できるのは肌表面の高さまでであり、それより深い部分の除去はできていません。

2020年3月27日夜 実践検証結果





上記は、洗顔前の状態です。肌状態としては、朝洗顔後、約10時間が経過している状態です。





上記は、洗顔後の写真になります。

今回も、角栓を完全に除去することはできていません。

形状の変化については、洗顔後は平らになっているように見えます。ただ、除去できるのは肌表面の高さまでであり、それより深い部分の除去はできていません。

検証結果の総評

今回の商品の検証結果のまとめですが、まず、今回は10個の角栓の形状を観察しましたが、角栓を引き抜いて、完全に除去することはできませんでした。

形状の変化については、洗顔後は角栓が薄く、平らになりました。

ただ、除去できるのは肌表面の高さまでであり、使用を継続しても、それより深い部分の除去はできませんでした。毛穴に埋まった部分は、指で摩擦を加えられないため、除去が難しいのだと思います。

浅く埋まっている角栓については、洗顔後はほとんど見えないくらいにまで除去できました。ただ、その後10時間もたてば、目立つ大きさに復活してしまいます。角栓が目立たない状態を維持できるのは、数時間程度だと思います。なので、確かに効果はあるが、とても効果があるとはまでは言えないでしょう。

他の角栓を溶かして除去するコンセプトの商品との比較としては、今回初めてF角栓が、ほぼほぼ見えないくらいまで除去ができました。他の商品では、ここまで小さくはならなかったので、角栓を溶かして除去するコンセプトの商品の中では、除去効果の高さは、かなり上位に位置付けできると思います。

商品の評価については、角栓を完全に除去することはできなかったものの、角栓を肌表面と同じ高さにまで除去することができたため、「角栓除去に小さい効果があった商品」としておこうと思います。

当サイトは“本当に角栓が除去できる商品がわかる”レビューサイトです
当サイトでは、角栓を除去する目的で作られている商品について、本当に角栓が除去できるのか?を検証しています。たくさんの方が「角栓どっかいった」と評価している@cosmeのランキング上位の商品でも、マイクロスコープできちんと確認すれば、実際はそのような効果はない商品がほとんどです。現状、角栓の除去効果を正しく把握できるサイトは私のサイトくらいなので、是非商品選びの参考にしてみてください。
>>角栓除去に効果のあった商品ランキング

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