※2020年5月5日夜 最終実践検証結果
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商品の概要
ナイス&クイック公式サイト:http://niceandquick.jp/product/BotanicalPowderMusk
ナイス&クイックから出ている酵素洗顔パウダーです。
引用元:http://niceandquick.jp/product/BotanicalPowderMusk
商品の特徴としては、つっぱらない酵素洗顔で、敏感肌の方でも使える、というのが特徴になります。
引用元:http://niceandquick.jp/product/BotanicalPowderMusk
汚れに対する効果としては、「毛穴の黒ずみ・角栓・ザラつき・くすみをやさしく取り除き」と書かれています。私は、毛穴汚れ、角栓に悩んでいるため、この説明を見て、今回購入してみました。
角栓を除去するメカニズムについては、角栓を根本からすっぽりと引き抜いて除去する方法や、角栓を溶かして除去する方法など、いろいろな方法がありますが、今回の商品は、公式サイトでも「角栓を取り除く」としか書かれていないので、メカニズムはわかりません。
一般的には、酵素は油分を溶かす目的で使われるため、おそらく角栓を溶かして除去を目指すのではないかと思います。
あと、1つ不思議に思ったのが、一般的に酵素は、油分を落とす力がとても強い特徴があります。なので、敏感肌でも使える洗顔を作りたいのであれば、なぜ油分を落とす力が強い酵素を使おうと思ったのか?不思議に思いました。
また、酵素を使っている以上、油分を落とす力は強いはずなので、本当に肌がつっぱらないのか?という疑問もありました。
アットコスメの口コミランキングですが、この記事を書いている2020年5月1日現在では、洗顔パウダー部門で7位にランクインしていました。
商品の使い方
今回の商品の使い方としては、商品パッケージを見ると、上記のように書かれています。
パウダーを手のひらに出してみると、上記のような感じです。
説明に従って、水で泡立ててみたのですが、いつまでたっても上記の状態で、これ以上泡立つことはありませんでした。
このままでは洗顔ができなかったため、説明とは異なる使い方にはなりますが、泡立てネットを使ったところ、上記のような泡になりました。
洗顔後、手のひらは上記のようになりました。やはり酵素が入っているため、泡持ちはとても悪く、洗顔するにしたがって、どんどん泡は消えていきました。ギリギリ1分洗顔できるかな?くらいの泡持ちだと思います。
洗顔後は、肌が赤くなったりヒリヒリしたり、つっぱったりすることもありませんでした。
2020年5月1日朝 実践検証結果
本当に角栓が除去できるのか?の実践検証ですが、今回はマイクロスコープで、洗顔前後の角栓の状態を観察することで、角栓が除去できたか?を確認します。
観察する角栓については、特に大きい角栓が目立つ、私が一番気になっている鼻周りの角栓を観察していきます。きれいに並んだA~Jの10個の角栓があるので、これを観察していきます。この角栓は、他の商品の検証でも観察しているので、商品間の比較も可能となっています。
上記は、1列に並んだ角栓群を左端から順に拡大した写真になります。
肌状態としては、前日夜洗顔後、約10時間が経過している状態です。
上記は洗顔後の写真になります。
まず、根本からすっぽりと、完全に引き抜けた角栓はありませんでした。
形状の変化については、洗顔前は上に凸の状態をしていましたが、洗顔後は、かなり平らになっているように見えます。
ただ、油分を落とす力が強い洗顔だと、肌表面でナイフでスパッと切ったように真っ平らになりますが、今回はまだ若干上に凸の状態が見られるため、除去量としては少なめだと思います。
一般的に酵素は油分を落とす力が強いため、角栓を溶かす力はとても強いです。泡持ちとしては、酵素洗顔は泡持ちが悪い特徴があり、今回もやはり泡持ちが悪かったため、洗顔中は、酵素の配合量は多そうだなと思いました。そして酵素の配合量が多いということは、油分を落とす力が強いため、肌のつっぱりも強く、角栓を溶かす量も多いだろうという予想でした。
しかし、実際は、肌のつっぱりはなく、角栓の除去量も少なめです。なので、今回の商品は、これまでの私の常識を覆す、かなり不思議な商品でした。
洗顔後の水分、油分の測定を行ってみましたが、こちらは双方問題ありませんでした。
商品の説明には、1日1回の使用と書かれているため、次回は明日朝の検証になります。
2020年5月2日朝 実践検証結果
上記は、洗顔前の状態です。肌状態としては、前日夜洗顔後、約10時間が経過している状態です。
上記は、洗顔後の写真になります。
今回も、角栓を完全に除去することはできていません。
形状の変化については、洗顔後は角栓が平らになっていますが、若干上に凸の状態が見られます。
2020年5月3日朝 実践検証結果
上記は、洗顔前の状態です。肌状態としては、前日夜洗顔後、約10時間が経過している状態です。
上記は、洗顔後の写真になります。
今回も、角栓を完全に除去することはできていません。
形状の変化については、洗顔後は角栓が平らになっていますが、若干上に凸の状態が見られます。
2020年5月4日朝 実践検証結果
上記は、洗顔前の状態です。肌状態としては、前日夜洗顔後、約10時間が経過している状態です。
上記は、洗顔後の写真になります。
今回も、角栓を完全に除去することはできていません。
形状の変化については、洗顔後は角栓が平らになっていますが、若干上に凸の状態が見られます。
2020年5月5日朝 実践検証結果
上記は、洗顔前の状態です。肌状態としては、前日夜洗顔後、約10時間が経過している状態です。
上記は、洗顔後の写真になります。
今回も、角栓を完全に除去することはできていません。
形状の変化については、洗顔後は角栓が平らになっていますが、若干上に凸の状態が見られます。
検証結果の総評
今回の商品の検証結果のまとめですが、まず、今回は10個の角栓の形状を観察しましたが、角栓を引き抜いて、完全に除去することはできませんでした。
形状の変化については、洗顔後は、かなり角栓が薄く、平らになりました。他の商品と比べると、洗顔後は若干上に凸の形状が残っていたため、角栓を溶かす力は弱い方だと思います。
角栓の上に凸の部分は除去できたものの、それより深い毛穴に埋まっている部分は、いくら使用を継続しても除去はできませんでした。おそらく、毛穴に埋まっている部分は、指での摩擦がいきわたらないため、除去がしにくいのだと思います。
今回の商品は、「つっぱらない」「敏感肌でも使える」というコンセプトの商品ですが、実際に使ってみても肌がつっぱることはなく、コンセプト通りの商品でした。
ただ、1つ気になった点としては、刺激が弱い洗顔を作りたいのであれば、刺激の強い酵素を使う必要があったのか?ということです。
別に酵素が何もデメリットがないのであれば、酵素を使っても特にコメントすることはないのですが、酵素は泡持ちが悪いというデメリットがあります。なので、今回も洗顔をはじめて1分もすれば、泡がほとんどなくなります。なので、かなり急いで洗顔しなければならない点がデメリットになるかと思います。
商品の評価については、角栓を完全に除去することはできなかったものの、一部除去することはできたため、「角栓除去に小さい効果があった商品」としておこうと思います。