※2019年5月18日朝 最終実践検証結果
商品の概要
石澤研究所公式サイト:https://www.ishizawa-lab.co.jp/keana/peeling.html
引用元:https://www.ishizawa-lab.co.jp/keana/peeling.html
角栓を落とすメカニズムの解説としては、公式サイトに、上記のような解説があります。
成分としては、重曹(※1)とナデシコエキス(※2)を上げられており、下の方を見ると、※1については洗浄成分で、※2については整肌成分と書かています。
なので、角栓除去の効果がある成分としては「洗浄成分」という説明がある重曹になるのですが、この成分については、これまで他の商品でも使われており、あまり効果がなかったので期待していません。
参考:毛穴撫子 重曹泡洗顔で毛穴の角栓はとれるか?効果を検証
なので、今回は重曹ではなく、ピーリングの成分に角栓除去の効果を期待したいところなのですが、商品説明には、ピーリングについては記載されていないため、少し疑問に思いました。
ピーリングというと、酸を使って行うわけですが、酸の種類により、グリコール酸やサリチル酸、フルーツ酸などいろいろあり、さらに酸の濃度も様々で、濃度が濃ければ肌の皮を剥ぐ作用が強く、濃度が薄ければ弱いという判断もできます。商品名にピーリングとつける以上は、もう少しここの成分について説明してほしいところです。
商品裏には全成分が書いてあり、全成分は、水、グリセリン、ジグリセリン、クロスポリマー、セトリモニウムクロリド、炭酸水素Na、カワラナデシコ種子エキス、ヒアルロン酸Na、エチルヘキシルグリセリン、プロパンジオール、トリエチルヘキサノイン、ラウロイルサルコシンイソプロピル、エタノール、赤102となっていますが、特にピーリングで使われそうな成分は記載されていないため、本当にピーリング作用があるのか?疑問に思いました。
アットコスメの口コミランキングですが、この記事を書いている2019年5月14日現在では、どの部門にもランクインしていませんでした。
今回は売れ筋商品というより、角栓除去に特化した商品であり、私の角栓除去の要望にマッチした商品だったため、検証対象の商品としてピックアップしてみました。
2019年5月14日朝 実践検証結果
本当に角栓が除去できるのか?の実践検証ですが、今回はマイクロスコープで、洗顔前/洗顔後の角栓の状態を観察することで、角栓が除去できたか?を確認します。
観察する角栓については、特に大きい角栓が目立つ、私が一番気になっている鼻周りの角栓を観察していきます。きれいに並んだ10個の角栓があるので、これを観察していきます。この角栓は、他の商品の検証でも観察しているので、商品間の比較も可能となっています。
上記は、1列に並んだ角栓群を左端から順に拡大した写真になります。
肌状態としては、前日夜洗顔後、約10時間が経過している状態です。
今回の商品の使い方としては、パッケージの裏に、上記のように書いてあります。
クリームを手に出してみると、このような感じです。
マッサージしていると、説明にある通り、ポロポロとカスのようなものが出てきました。
マッサージ時間は、特に制約が書かれていなかったため、1分前後使用してみました。
ピーリングとなっているため、刺激が強い可能性も考えていましたが、「ピリピリ痛む」「赤くなった」といった症状は、ありませんでした。
上記は、洗顔後の写真になります。
結果、角栓は除去できずに残っていることがわかると思います。
ただ、まったく効果がなかったか?というと、そういうわけではなく、洗顔前は、明らかに上に凸の形状をしていましたが、洗顔後は表面が剥離され、ゴツゴツした形状になっていることがわかります。表面の一部を除去できているようです。
ただ、今回の商品は、1つ欠点として、「週に2~3回しか使えない」という条件があります。おそらくピーリングなので、肌の皮を剥ぐわけなので、肌への刺激が強いため、このような制約がつけられているのだと思います。
仮に今回の商品が、1日2回、朝晩使用できるのであれば、1回の使用で角栓を少ししか除去できなかったとしても、継続して使用することで角栓を徐々に小さくしていき、最終的に角栓を完全に除去できる可能性もあります。
しかし、2日1回しか使えないとなると、角栓は1日あれば大きく成長してしまうため、上記のように「使用を継続することで角栓を完全に除去する」ということも難しいように思います。
洗顔後の水分、油分の測定を行ってみましたが、こちらは双方問題ありませんでした。
2019年5月16日朝 実践検証結果
上記は、洗顔前の写真になります。
前日夜、スキンライフ薬用洗顔フォームで洗顔後、約10時間が経過している状態です。
上記は、洗顔後の写真になります。
まず、洗顔前の状態ですが、14日朝の洗顔後と16日朝の洗顔前の状態を比較すると、16日朝の洗顔前の状態の方が、明らかに角栓が大きいことがわかると思います。1日おいたことで角栓が成長してしまっているわけです。なので、2日に1回しか使えないと、この商品単体の力だけで、角栓を小さく維持することは、けっこう難しいです。
もちろん、これは1日おいた時に、つまり15日に、どのような洗顔を使うか?でも大きく左右されます。15日に、ある程度角栓を小さくできる洗顔を使えば、角栓を小さく維持することは可能だと思います。つまり、「他の商品の効果に大きく左右される」ということです。
洗顔後は表面が剥離され、ゴツゴツした形状になっていることがわかります。表面の一部を除去できているようです。
2019年5月18日朝 実践検証結果
上記は、洗顔前の写真になります。
前日夜、スキンライフ薬用洗顔フォームで洗顔後、約10時間が経過している状態です。
上記は、洗顔後の写真になります。
洗顔後の2枚目の写真を見ると、角栓をけっこう小さくできていることがわかります。1回の洗顔でこれだけ除去できれば、除去量としては、他の商品と比べると、けっこう優れている方だと思います。
検証結果の総評
まとめとしては、16日に書いた内容が全てのような気がします。
つまり、まず1つ言えることが、「この商品単体の力だけで、角栓を完全に除去したり、角栓を小さく維持することは難しい」ということです。なぜなら、1回の使用で角栓を完全に除去できないし、1回の使用で角栓を多少小さくはできるが、2日に1回しか使えないからです。
ただ、1回の使用で角栓を多少小さくすることはできるので、この商品を使えない日に、角栓を小さくできる他の洗顔を使えば、角栓を小さく維持することはできると思います。
ただ、そのような他の洗顔があれば、それを毎日使えばいいだけの話なので、今回の商品を購入して使う意味は、あまりないような気がします。
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