ツルリ 角栓かき出し ガスールペーストで毛穴の角栓はとれるか?効果を検証


※2019年3月28日夜 最終実践検証結果

商品の概要


ツルリ公式サイト:https://www.bcl-brand.jp/product/product-1019/


引用元:https://www.bcl-brand.jp/product/product-1019/
商品コンセプトとしては、公式サイトを見ると、上記のように書かれています。角栓除去に特化した商品なので、私のように角栓に悩んでいる人には、かなり期待できそうな商品です。

角栓を落とすメカニズムとしては、「塩スクラブ泡が角栓をスッキリかき出す」と書かれていますが、どのようなメカニズムで塩スクラブ泡が角栓をかき出すのか?は、わかりません。もっと具体的に、例えば「塩スクラブ泡は汚れを吸着させる作用があるので」といったように、メカニズムを書いてくれれば、若干信頼度が上がるような気がします。


ツルリ公式サイトスキンケア商品一覧:https://www.bcl-brand.jp/brand/tsururi/

ツルリは、公式サイトを見ると、毛穴の汚れを落とす商品が多数販売されています。これは個人的には、マイナスポイントです。なぜなら、こんなにたくさん商品を出されると、どれを買えばいいのか?が、わからないからです。

例えば、角栓を除去する目的で使う洗顔料はこれ、その後乾燥を防ぐ目的で使う化粧水はこれ、同じく乾燥を防ぐ目的で使うクリームはこれ、といった感じで、用途別に複数の商品を出すのであれば、まだわかります。用途が違えば、複数の商品が必要だからです。

ただ、このメーカーの商品は、そういうわけではなく、角栓を除去する目的で使う洗顔料、ジェル等が11個もあるわけです。こんなにたくさん種類があっても、結局最終的に使うのは、どれか1つだけです。なので、こんなにたくさん種類を出すのではなく、一番角栓除去に効果がある洗顔料を1つだけ出してほしいわけです。

クレンジングジェルなら、メイク落としの目的もあるので、洗顔料とは別に商品を出すのは、まだわかります。ただ、それ以外の商品は、全て、日常生活の汚れを落とす目的なので、10個も似たような商品を出すのではなく、1つでいいと思います。

百歩譲って、クリームとジェルでは、肌触りが違うので、すき好みが分かれるため、クリームとジェルの違いで2商品出すのは、まだわかります。

ただ、今回は、同じ泥洗顔というくくりの中でも、モロッコで採れた泥を使ったガスールペーストもあれば、フランスで採れた白泥を使った白泥ペーストもあり、少し産地や配合成分が違うだけで、かなり似た商品が存在しているわけです。これは明らかに不用です。効果が大きい方1つでいいと思います。

なぜこうなってしまったのか?理由は簡単で、ツルリは毛穴ケアに特化したメーカーです。パッケージには「毛穴はツルリ」と書かれています。

何かに特化せず、様々な洗顔を出すのであれば、毛穴ケア用、ニキビ予防用、肌が弱い人用などなど、様々な商品が販売できます。

しかし、ツルリのように、毛穴ケアに特化してしまうと、毛穴ケア用の洗顔料1つしか出せないわけです。1つのメーカーで、商品が1つとなると、商品を1つ作れば、基本的にはもうやることがないわけです。そこから強引にでもやることを作った結果、似た商品の量産になったのだと思います。

基本的にメーカーは、商品を売って利益を出すことを考えるため、普通に考えれば、1つ商品が完成すれば、それでプロジェクトは終わり、次はどんな商品を作ろうか?と考えるのは、普通のことだと思います。

ただ、個人的には、利益だけを追うのではなく、もう少し購入者の立場に立って、購入者の役に立つ商品を作ってほしいとも思います。

購入者の立場で考えると、例えば私なら、角栓に悩んでいるので、本当に角栓が除去できる洗顔が欲しいわけです。なので、商品の完成をゴールにするのではなく、本当に角栓を除去できる商品を作ることを、ゴールにしてほしいです。

結局どれがいいのか?わからなかったので、とりあえず今回は、パッケージに大きく「角栓」と書かれている、ガスールペースト、白泥ペースト、ガスールピーリングペースト、温感クリームの4つを購入してみました。


アットコスメの口コミ数を見ると、今回のガスールペーストが、口コミ数が229件とだんとつで多く、ツルリの中では、こちらが一番人気商品のようです。

ガスールペーストのアットコスメの口コミランキングですが、この記事を書いている2019年3月26日現在では、どの部門にもランクインしていませんでした。

今回の商品は、売れ筋の人気商品だからという理由ではなく、毛穴ケアに特化したメーカーだからという理由で選んでみました。前述の通り、毛穴ケアに特化したメーカーなら、目標が1つなので、そこだけに時間を使うことができ、効果のある商品である可能性が高いと思ったからです。

2019年3月26日朝 実践検証結果

本当に角栓が除去できるのか?の実践検証ですが、今回はマイクロスコープで、洗顔前/洗顔後の角栓の状態を観察することで、角栓が除去できたか?を確認します。

洗顔前/洗顔後で同じ角栓を観察しないと変化がわからないので、ほくろを目印に、同じ角栓を観察します。今回は、私の左頬にある、ほくろを目印に、ほくろ周りの角栓を観察してみます。他の商品でも、同じ角栓で検証を行っているため、他の商品との角栓の除去具合の比較も可能だと思います。



上記写真は、洗顔前の写真になります。上が低倍率、下がほくろ周りを拡大した高倍率の写真になります。

肌状態としては、前日夜洗顔後、約10時間が経過している状態です。


使い方としては、商品の裏に、上記のように書いてあります。


ペーストを手に出してみると、このような感じです。


水で泡立てると、このような感じになります。

泡の形状については、使い方の説明が、「適量を水で泡立てて洗い」というような、かなりざっくりとした説明しかなく、さらに公式サイトを見ても、泡立てた写真の掲載がないので、どのような泡にするのか?の正解がわかりません。

例えば泡立てネットで泡立てると、ある程度モコモコの泡にすることもできると思います。

泡の形状によって性質も変わってくると思うので、きちんと商品開発者の狙いが反映された泡で洗うために、もう少し細かな説明がほしいところです。

とりあえず今回は、モコモコの写真の掲載もなく、「泡立てネットを使って泡立ててください」といった説明もないので、上記の状態で洗顔しました。


肌触りとしては、上記のような細かいスクラブが入っているので、ザラザラした感じになります。

洗顔時間については、何も書かれていなかったので、一般的に目安とされている1分前後洗顔しました。

「ピリピリ痛む」「赤くなった」といった症状は、ありませんでした。



上記写真は、洗顔後の同じ角栓の写真になります。

結果、角栓は除去できずに残っていることがわかると思います。

角栓の形状の変化については、拡大写真の左端の角栓が、洗顔前は上に凸の形状だったものが、洗顔後は表面が平らになっているように見えます。

ただ、拡大写真の真ん中の角栓は、洗顔前は上に凸の形状だったものが、洗顔後、ほとんど同じ形状を維持しているため、これも合わせて考えると、角栓の除去量としては、極めて少量であると思われます。

ただ注意してほしいのが、「今回の商品は、角栓除去について全ての人に効果がない」と言っているわけではないので、そこは間違えないようにしてください。というのも、私には効果はありませんでしたが、肌質というのは多種多様なので、他の人にも同じように効果がないとは限りません。もしかしたら、角栓の状態や肌質によっては、効果が出る人もいるかもしれません。あくまで私の実践結果ということで、参考程度にしてみてください。


洗顔後の水分、油分の測定を行ってみましたが、こちらは双方問題ありませんでした。

2019年3月26日夜 実践検証結果


朝、今回の商品で洗顔後、約10時間が経過している状態です。



上記写真は、洗顔後の同じ角栓の写真になります。

2回目の使用になりますが、今回も角栓は除去できていません。

角栓の形状についても、拡大写真を見ると、3つの角栓全てが上に凸の形状をしており、「角栓の大きさが小さくなった」「角栓の表面が平らになった」といったような形状の変化も見られないように思います。

2019年3月27日朝 実践検証結果


朝、今回の商品で洗顔後、約10時間が経過している状態です。

今回、なぜか洗顔前の状態で、角栓は上に凸の形状が見られず、表面が平らになっているように見えます。昨日の夜洗顔後は、「上に凸の形状をしているように見える」とコメントしていましたが、それ以降就寝していただけなのに、なぜ表面が平らになったのか?謎です。

見返してみると、26日にも同じ現象が起きていて、26日朝洗顔後は上に凸の形状をしていましがら、これが26日夜の洗顔前の写真では、表面が平らになっているように見えます。

この洗顔は、洗顔することによって角栓除去できないが、洗顔後に時間をかけて角栓を小さくしていく、みたいな作用があるのでしょうか?

このような考察をするためにも、やはり角栓を除去するメカニズムの説明は、公式サイト等に記載してほしいと思いました。

例えばレヴィーガ モイストソープなら、公式サイトに「イオウの成分が角質を柔軟化させ、これにより肌サイクルを正常に整え、毛穴が詰まるのを防いでくれる」といったメカニズムの解説があります。
>>レヴィーガ モイストソープで毛穴の角栓はとれるか?効果を検証

このようなメカニズムの解説があれば、角栓の成長が抑えられているのであれば、「確かにそのような効果があった」と評価できるのですが、このようなメカニズムの解説がないと、せっかく効果はあるのに、「なぜかよくわからないけど、効果がありそう」という、少しあやふやな評価になってしまうわけです。

これまでの他の商品の検証結果を見ていると、角栓の除去力がない洗顔を使っていると、角栓はどんどん上に凸に成長していくのですが、今回は、この商品を使う前の26日の朝の状態に比べると、明らかに角栓は小さくなっているので、何が起きているのか?よくわからないものの、効果はあるようです。



上記写真は、洗顔後の同じ角栓の写真になります。

そもそも洗顔前の時点で、角栓の表面が平らになっていたので、今回は洗顔後、あまり変化はありません。

2019年3月27日夜 実践検証結果


朝、今回の商品で洗顔後、約10時間が経過している状態です。


洗顔前、洗顔後ともに27日朝の結果と、ほとんど同じです。

2019年3月28日朝 実践検証結果


朝、今回の商品で洗顔後、約10時間が経過している状態です。


洗顔前、洗顔後ともに27日の結果と、ほとんど同じです。

2019年3月28日夜 実践検証結果


朝、今回の商品で洗顔後、約10時間が経過している状態です。

今回、洗顔前の状態で、上に凸の形状が確認できます。

これまでの結果では、今回の洗顔の作用なのか?わかりませんが、洗顔後の数時間の間で、あまり角栓が成長しなかったり、むしろ成長するどころか、27日の結果では、洗顔後数時間の間で角栓の減少が確認できていました。

しかし、今回は朝洗顔後、夜までの数時間の間で、角栓が上に凸の形状に成長しています。

このあたりは、洗顔後の数時間の間をどう過ごすか?によって変わってくるのかもしれません。

例えば、脂っこいものをたくさん食べれば、その後皮脂の分泌量が増え、角栓が大きく成長する、といった感じです。



上記写真は、洗顔後の同じ角栓の写真になります。

やはりこれまでの内容と同じく、角栓の表面が平らになっているように見ます。

何度やっても変わらないので、おそらく今回の洗顔では、表面を平にするまでが限界のようなので、一旦これで実践は終了したいと思います。

当サイトは“本当に角栓が除去できる商品がわかる”レビューサイトです
当サイトでは、角栓を除去する目的で作られている商品について、本当に角栓が除去できるのか?を検証しています。たくさんの方が「角栓どっかいった」と評価している@cosmeのランキング上位の商品でも、マイクロスコープできちんと確認すれば、実際はそのような効果はない商品がほとんどです。現状、角栓の除去効果を正しく把握できるサイトは私のサイトくらいなので、是非商品選びの参考にしてみてください。
>>角栓除去に効果のあった商品ランキング

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