※2020年5月15日夜 最終実践検証結果
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商品の概要
ツルリ公式サイト:https://www.bcl-brand.jp/product/product-35683/
ツルリから出ている部分用のマッサージジェルです。2020年2月に販売された新商品です。
引用元:https://www.bcl-brand.jp/product/product-35683/
商品の特徴としては、ジェルとスクラブのダブルで、角栓・黒ずみ・汚れを溶かし出し、除去する商品です。私は、角栓に悩んでいるため、この説明を見て、今回購入してみました。
引用元:https://www.bcl-brand.jp/product/product-35683/
角栓を除去するメカニズムについては、角栓を根本からすっぽりと引き抜いて除去する方法や、角栓を溶かして除去する方法など、いろいろな方法がありますが、今回の商品は、まずはジェルで角栓を溶かし出し、そしてスクラブでかき出す、という方法がとられています。
この方法ですが、個人的には、非合理的の方法のように思います。というのも、角栓をかき出すのであれば、溶かさない方が、かき出しやすいからです。
例えば、穴の中に空き缶が埋まっていたとします。これは、空き缶の上側を引っ張ることにより、穴から引き出せます。
では同じように、穴の中に豆腐が埋まっていたとします。これは、空き缶と同じように上側を引っ張って引き出せるか?というと、それは難しいと思います。もろいので、上側で分断され、上側しか引き出せないと思います。
角栓も同じように、上側を溶かしてしまっては、引っ張り出しにくくなります。なので、個人的には、理屈で考えるなら、非合理的だと考えています。ただ、これはあくまで理屈であり、効果は試してみないとわからないので、今回購入してみました。
アットコスメの口コミランキングですが、この記事を書いている2020年5月14日現在では、どの部門にもランクインしていませんでした。
商品の使い方
今回の商品の使い方としては、公式サイトを見ると、上記のように書かれています。
ジェルを手のひらに出してみると、上記のような感じです。
マッサージ後、手のひらは上記のようになりました。拡大写真では、スクラブのつぶつぶも確認できると思います。
マッサージ時間が10秒と短い時間だったせいか、ダメージはほとんどなく、洗顔後肌がつっぱることもありませんでした。
2020年5月13日朝 実践検証結果
本当に角栓が除去できるのか?の実践検証ですが、今回はマイクロスコープで、洗顔前後の角栓の状態を観察することで、角栓が除去できたか?を確認します。
観察する角栓については、特に大きい角栓が目立つ、私が一番気になっている鼻周りの角栓を観察していきます。きれいに並んだA~Jの10個の角栓があるので、これを観察していきます。この角栓は、他の商品の検証でも観察しているので、商品間の比較も可能となっています。
上記は、1列に並んだ角栓群を左端から順に拡大した写真になります。
肌状態としては、前日夜洗顔後、約10時間が経過している状態です。
上記は洗顔後の写真になります。
まず、根本からすっぽりと、完全に引き抜けた角栓はありませんでした。
形状の変化については、洗顔前は上に凸の状態をしていましたが、洗顔後も上に凸の形状を残しており、あまり変化がありません。若干小さくなったかな?という程度だと思います。
商品説明には、「ジェルが角栓を溶かす」と書かれていますが、その効果は極めて小さいように思います。マッサージ時間が10秒という短時間だったことも、角栓が溶けなかった理由かもしれません。
洗顔後の水分、油分の測定を行ってみましたが、こちらは双方問題ありませんでした。
2020年5月13日夜 実践検証結果
上記は、洗顔前の状態です。肌状態としては、朝洗顔後、約10時間が経過している状態です。
上記は、洗顔後の写真になります。
今回も、角栓を完全に除去することはできていません。形状の変化については、若干角栓が小さくなったように見えます。
2020年5月14日朝 実践検証結果
上記は、洗顔前の状態です。肌状態としては、前日夜洗顔後、約10時間が経過している状態です。
上記は、洗顔後の写真になります。
今回も、角栓を完全に除去することはできていません。形状の変化については、若干角栓が小さくなったように見えます。
2020年5月14日夜 実践検証結果
上記は、洗顔前の状態です。肌状態としては、朝洗顔後、約10時間が経過している状態です。
上記は、洗顔後の写真になります。
今回も、角栓を完全に除去することはできていません。形状の変化については、若干角栓が小さくなったように見えます。
2020年5月15日朝 実践検証結果
上記は、洗顔前の状態です。肌状態としては、前日夜洗顔後、約10時間が経過している状態です。
上記は、洗顔後の写真になります。
今回も、角栓を完全に除去することはできていません。形状の変化については、若干角栓が小さくなったように見えます。
2020年5月15日夜 実践検証結果※A角栓除去
上記は、洗顔前の状態です。肌状態としては、朝洗顔後、約10時間が経過している状態です。
A角栓が抜け落ちています。今回の商品は、角栓の溶解力が弱く、A角栓はかなりの高さまで大きく成長しており、肌表面にピントを合わせて写真撮影すると、ピントが合わないほどの高さになっていました。
角栓が大きくなると、その部分に力が加わりやすくなり、引き抜きやすくなります。おそらく日常生活で肌を触ったタイミングで力が加わり、引き抜けたのだと思います。
角栓を、とても大きくすれば、引き抜くことは可能ですが、この方法で引き抜くと、角栓が毛穴を広げているため、抜けた後の毛穴がとても大きくなってしまいます。
角栓を引き抜くことだけを考えるなら、効果的な手法だと思いますが、綺麗な肌を維持することを目的とするのであれば、角栓は抜けても、毛穴は目立ってしまうので、あまり良い手法だとは言えないと思います。
上記は、洗顔後の写真になります。
今回も、洗顔では角栓を完全に除去することはできていません。形状の変化については、若干角栓が小さくなったように見えます。
検証結果の総評
今回の商品の検証結果のまとめですが、まず、今回は10個の角栓の形状を観察しましたが、1つの角栓を、根元から引き抜いて、完全に除去することができました。
形状の変化については、洗顔後でも上に凸の状態を残しているため、角栓の溶解力としては、かなり弱い方だと思います。溶解力が弱かった理由としては、ゲルの性質というのも、もちろんあると思いますが、それよりも10秒という短すぎる洗顔時間の方が効いているような気がします。
今回、1つの角栓を根元から引き抜いて除去することはできましたが、これは角栓があまりに大きく肥大化しすぎて、引き抜けたものだと考えています。なぜなら、洗顔時には引き抜けず、日常生活で引き抜けているからです。
このやり方で角栓を引き抜くのも1つの手ではありますが、このやり方だと角栓を大きく肥大化させなければならないわけですが、角栓を大きく肥大化させると毛穴を広げてしまうため、角栓が抜けた後の毛穴が大きくなるというデメリットもあります。
抜けた後、毛穴がすぐに閉じればまだいいのですが、数日経っても毛穴は開いたままなので、やはりこのデメリットは大きいように思います。
とにかく角栓を引き抜くことだけが目的なら、1つの方法としてアリだとは思いますが、きれいな肌にするのが目的なら、角栓は抜けても毛穴が目立ってしまっては意味がないので、イマイチな方法です。
商品の評価については、角栓を1つ引き抜くことができたため、「角栓除去に小さい効果があった商品」としておこうと思います。