ツルリ 角栓ポロポロ ピーリング ガスールパワーで毛穴の角栓はとれるか?効果を検証


※2019年4月7日夜 最終実践検証結果

商品の概要


ツルリ公式サイト:https://www.bcl-brand.jp/product/product-1074/


まず、商品コンセプトについてですが、商品パッケージの裏に、上記のような説明があります。

角栓を落とすメカニズムとしては、毛穴の角栓、黒ずみ、メイク汚れに、ピーリングペーストが密着し、その後汚れを巻き込んでかき出すという仕組みのようです。

成分別にみると、まず汚れ吸着成分としてモロッコ産ガスールと微粒子活性炭が使われており、角質ケア成分としてアンデス山岩塩が使われています。この3つの成分は、先日実践検証した温感クリームにも使われていましたが、この商品は角栓除去についてあまり効果がなかったため、今回も、この成分については期待できないと思います。
参考:ツルリ 角栓溶かし 温感クリーム ガスールパワーで毛穴の角栓はとれるか?効果を検証

次に角質柔軟成分としてグレープフルーツ果実エキスが使われています。今回の商品は、ピーリングという位置づけの商品になります。ピーリングとは英語で「はぎ取る」という意味であり、肌の古い角質をはぎ取る美容法になりますが、このピーリングの働きをするのが、この成分になります。この成分は、他のツルリの商品には含まれておらず、今回の商品の効果を左右する重要な要素になると思います。

アットコスメの口コミランキングですが、この記事を書いている2019年4月7日現在では、どの部門にもランクインしていませんでした。

今回の商品は、売れ筋の人気商品だからという理由ではなく、毛穴ケアに特化したメーカーだからという理由で選んでみました。「毛穴はツルリ」と書いてある通り、ツルリは毛穴ケアに特化したメーカーなので、目標を毛穴ケア1点に集中させることができるため、効果のある商品である可能性が高いと思ったからです。

2019年4月7日夜 実践検証結果

本当に角栓が除去できるのか?の実践検証ですが、今回はマイクロスコープで、使用前/使用後の角栓の状態を観察することで、角栓が除去できたか?を確認します。

使用前/使用後で同じ角栓を観察しないと変化がわからないので、ほくろを目印に、同じ角栓を観察します。今回は、私の左頬にある、ほくろを目印に、ほくろ周りの角栓を観察してみます。他の商品でも、同じ角栓で検証を行っているため、他の商品との角栓の除去具合の比較も可能だと思います。

今回の商品は、洗顔後に使うクリームになります。洗顔は、特殊な作用のあるものを使うと、そっちの影響を受けてしまうため、一番王道の洗顔であると考えている、スキンライフ薬用洗顔フォームを使いました。
>>スキンライフ 薬用洗顔フォームで毛穴の角栓はとれるか?効果を検証



上記写真は、スキンライフ薬用洗顔フォームで洗顔前の写真になります。上が低倍率、下がほくろ周りを拡大した高倍率の写真になります。

先日行っていた温感クリームの検証では、スキンライフ薬用洗顔フォームで洗顔後の状態から写真を撮っていましたが、今回は洗顔前の写真も撮ってみました。これにより、スキンライフ薬用洗顔フォームの評価も行うことができます。



上記写真は、洗顔後の写真になります。

スキンライフ薬用洗顔フォームの評価としては、洗顔後、角栓が除去できずに残っていることがわかると思います。角栓の形状については、拡大写真の左端、真ん中の角栓について、大きさが若干小さくなっているように見えます。評価としては、これまでの評価通り、「角栓除去について小さな効果がある」といったところでしょうか。


今回の商品の使い方としては、パッケージの裏に、上記のように書いてあります。


クリームを手に出してみると、このような感じです。


炭が入っているので、かなり小さい黒い粒子が見えます。これは微粒子なので、スクラブのようなザラザラした肌触りはありません。上記写真を見ていただけると、スクラブ洗顔のようなザラザラした粒子はないことがわかると思います。商品パッケージには、「炭スクラブ」と書いてあったので、スクラブ洗顔のような、ザラザラした肌触りになるのかな?と思っていたのですが、そうではなく、普通のクリームでマッサージしているような感覚でした。


肌に伸ばしてマッサージしていると、1分ほどで上記のように、ポロポロした物質が出てきました。

ピーリングなので、ピリピリした痛みや赤みが出ることも懸念していたのですが、1分ほど使用しても、痛くなったり、赤くなったり、といった症状は、ありませんでした。

ピーリング後も、ほとんどつっぱった感じはせず、むしろ最初の洗顔後の方がつっぱっていたので、今回の商品は、ピーリングとは言っても、肌を溶かす力は、かなり弱い方だと思います。少し専門的な言い方をすると、フルーツ酸の濃度が、かなり低いということです。

ポロポロした物質についてなのですが、角質が、こんなにも目に見えるくらいの大きさで取れるものなのか?もしかしたら、単にクリームの形態が変化しただけなのではないか?という疑いがあったため、部屋に戻っていろいろと検証してみました。

もしかしたら、ポロポロした物質が出てきたのは、クリームが、肌の油と混ざったことにより、形態が変化しただけなのではないか?と思いました。もしそうなら、肌の油分は取れていると言えますが、古い角質を取れているとは言えません。


そこで、クリームに油を混ぜてみた結果が上記になりますが、結果、色は変化したのですが、ポロポロした物質にはなりませんでした。

他にも温めてみたり、水と混ぜてみたり、いろいろと試したのですが、あのようなポロポロした物質にはなりませんでした。


もしかしたら本当に古い角質を取ったことによりポロポロした物質が出てきたのかもしれないと思ったため、角質がほとんど剥がれないと思われる手のひらに乗せて混ぜてみたところ、ポロポロした物質は出てきませんでした。

顔の肌ではポロポロした物質が出てきて、手のひらでは出てこない。手のひらと顔の肌の違いは何なのか?油分量の違いはありますが、油と混ざって形態が変化したわけではないことは確認済みです。残る違いは、角質の剥がれやすさ以外に考えつきません。なので、今回のクリームは、ポロポロした物質がでてきた時点で、古い角質を除去する効果はあるようです。



上記写真は、ピーリング後の同じ角栓の写真になります。

結果、角栓は除去できずに残っていることがわかると思います。

また、角栓の形状についても、「角栓が小さくなった」とか、「表面が平らになった」といった変化も見られないように思います。

ただ注意してほしいのが、「今回の商品は、角栓除去について全ての人に効果がない」と言っているわけではないので、そこは間違えないようにしてください。というのも、私には効果はありませんでしたが、肌質というのは多種多様なので、他の人にも同じように効果がないとは限りません。もしかしたら、角栓の状態や肌質によっては、効果が出る人もいるかもしれません。あくまで私の実践結果ということで、参考程度にしてみてください。

ピーリングは、古い角質を剥がす作用があり、肌への負担が大きいため、毎日使用することはできず、今回の商品も説明書に「週に1~2回の使用」と書かれています。これまでの他の商品の効果を見ると、1回では効果がない商品でも、続けて2回、3回と使用していくことで徐々に角栓を小さくできていく商品もあるのですが、今回の商品はそんなに高頻度で使用することはできないので、1回で効果が出せないと、かなり厳しいです。一応3日後に再度検証してみようと思いますが、あまり期待はできないでしょう。


洗顔後の水分、油分の測定を行ってみましたが、こちらは双方問題ありませんでした。

当サイトは“本当に角栓が除去できる商品がわかる”レビューサイトです
当サイトでは、角栓を除去する目的で作られている商品について、本当に角栓が除去できるのか?を検証しています。たくさんの方が「角栓どっかいった」と評価している@cosmeのランキング上位の商品でも、マイクロスコープできちんと確認すれば、実際はそのような効果はない商品がほとんどです。現状、角栓の除去効果を正しく把握できるサイトは私のサイトくらいなので、是非商品選びの参考にしてみてください。
>>角栓除去に効果のあった商品ランキング

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください