ラチェスカ 酵素洗顔パウダーウォッシュで毛穴の角栓はとれるか?効果を検証


※2019年9月3日朝 最終実践検証結果

商品の概要


コーセー公式サイト:http://www.kosecosmeport.co.jp/face/cleansing/wjwr.html

コーセーのラチェスカというブランドから販売されている酵素洗顔です。


商品説明については、商品パッケージの裏に、上記のように説明されています。

「老廃物を酵素が分解し、黒毛穴・角栓・ザラつきもすっきり」と書かれており、私の「角栓を除去したい」という要望にマッチした商品だったため、検証対象商品としてピックアップしてみました。

角栓を除去する方法については、例えば角栓を溶かして除去したり、泥や炭などで角栓を吸着させて引き抜くという方法など、いろいろありますが、今回の商品は、商品説明にも書かれている通り、酵素で角栓を溶かして、除去する方式がとられます。

アットコスメの口コミランキングですが、この記事を書いている2019年8月30日現在では、洗顔パウダー部門で9位にランクインしていました。

2019年8月30日朝 実践検証結果

本当に角栓が除去できるのか?の実践検証ですが、今回はマイクロスコープで、洗顔前/洗顔後の角栓の状態を観察することで、角栓が除去できたか?を確認します。


観察する角栓については、特に大きい角栓が目立つ、私が一番気になっている鼻周りの角栓を観察していきます。きれいに並んだA~Jの10個の角栓があるので、これを観察していきます。この角栓は、他の商品の検証でも観察しているので、商品間の比較も可能となっています。





上記は、1列に並んだ角栓群を左端から順に拡大した写真になります。

肌状態としては、前日夜洗顔後、約10時間が経過している状態です。


今回の商品の使い方としては、パッケージの裏の使用方法の説明に、上記のように書かれています。


パウダーを手のひらに出してみると、このような感じです。


水を加えて、指でかき混ぜてみましたが、いつまで経っても上記のような状態で、いっこうに泡立ちませんでした。


いつまで経っても泡立たないので、泡立てネットを使ったころ、上記のような泡ができました。なのでこの商品を使う時は、泡立てネットも合わせて用意した方がいいと思います。

泡の印象としては、しっかりとした弾力のある泡というよりは、さらさらで水分が多めの泡といった印象です。一般的に洗顔パウダーは、粉の容量が少な目なので、必然的に水分量が多くなるため、このような泡になりがちです。


1分ほど洗顔後、手のひらは上記のようになりました。他の酵素洗顔は、ほんの数秒洗顔すれば泡が消えるものが多く、手のひらがテカテカになるものもあったのですが、今回の商品は、上記写真を見ると、まだ泡がうっすらと残っているのがわかると思います。他の酵素洗顔に比べると、泡の持続性は、けっこう良い方だと思います。

酵素洗顔は、成分が強めなので、これまで他の商品では、肌が赤くなったり、ヒリヒリしたこともあったのですが、今回はそのようなことはありませんでした。ただ、成分が強めなので、洗顔後は若干肌がつっぱりました。






上記は洗顔後の写真になります。

まず、根本からすっぽりと、完全に引き抜けた角栓はありませんでした。

泥やオイルなど、角栓を引き抜くことで除去を行う方式の場合、1回目で完全に除去できる可能性もあるのですが、今回は角栓を溶かして除去する方式なので、角栓を溶かしながら徐々に除去していくため、何度か使用しないと角栓の完全な除去はできないと思います。

角栓の除去量については、酵素洗顔なだけに、1回の使用で、けっこう角栓が溶けて除去できています。洗顔前は、角栓が肌の表面の高さよりも吐出していましたが、洗顔後は肌の表面と同じ高さくらいになり、形状も平たくなっています。


洗顔後の水分、油分の測定を行ってみましたが、こちらは双方問題ありませんでした。

一般的に酵素洗顔は成分が強いので、使用頻度は少な目になりますが、今回の商品も、説明を見ると、「1日1回が目安」と書いてあるため、次回は明日の朝に検証予定です。

ちなみに洗顔後の全体写真のA、B、Cを見ると、角栓の周りが凹んでいるのがわかります。なぜか理由はわかりませんが、これまでの経験上、肌がつっぱった状態の時に観察すると、このように角栓の周りが凹んでいます。ただ、全ての角栓が凹んでいるわけではないので、凹み具合は、小さい方だと思います。

直近で一番つっぱりがひどかった、米肌 肌潤石鹸の時は、洗顔後の全体写真を見ると、全ての角栓が凹んでいたので、これに比べると、今回の商品の凹み具合は小さい方です。
>>米肌 肌潤石鹸で毛穴の角栓はとれるか?効果を検証

これまで検証してきた酵素洗顔は、洗顔を始めて数秒で泡がなくなったのに対し、今回の商品は泡の減りが遅かった点を合わせて考慮しても、今回の商品は、酵素の配合量は少ないのだと思います。「酵素洗顔は気になるけど、刺激が怖い」みたいな人にはおすすめかもしれません。

2019年8月31日朝 実践検証結果





上記は、クレンジング前の状態です。

肌状態としては、前日夜洗顔後、約10時間が経過している状態です。





上記は、クレンジング後の写真になります。

今回は洗顔前でも、角栓はそれほど大きくなかったため、洗顔後でもあまり変化はありませんでした。

前日の洗顔で、肌の表面よりも上に吐出した部分の角栓は、ほとんど除去できていました。残りは毛穴に埋まった部分が残っており、この部分は肌の表面に面している部分からしか洗顔料が浸透しない&手のひらで摩擦を与えることができないので、これ以上は除去しにくいのだと思います。

2019年9月1日朝 実践検証結果





上記は、洗顔前の状態です。

肌状態としては、前日夜洗顔後、約10時間が経過している状態です。





上記は、洗顔後の写真になります。

今回は、角栓を完全に除去することはできていません。

今回は洗顔前でも、角栓はそれほど大きくなかったため、洗顔後でもあまり変化はありませんでした。

2019年9月2日朝 実践検証結果





上記は、洗顔前の状態です。

肌状態としては、前日夜洗顔後、約10時間が経過している状態です。





上記は、洗顔後の写真になります。

今回は、角栓を完全に除去することはできていません。

今回は洗顔前でも、角栓はそれほど大きくなかったため、洗顔後でもあまり変化はありませんでした。

2019年9月3日朝 実践検証結果





上記は、洗顔前の状態です。

肌状態としては、前日夜洗顔後、約10時間が経過している状態です。





上記は、洗顔後の写真になります。

今回は、角栓を完全に除去することはできていません。

今回は洗顔前でも、角栓はそれほど大きくなかったため、洗顔後でもあまり変化はありませんでした。

検証結果の総評

今回の商品の検証結果のまとめですが、1回目の実践では、洗顔前は肌の表面よりも上に凸の状態で大きい状態でしたが、洗顔後は肌と同じくらいの高さになり、角栓をかなり薄くすることができました。

2回目以降では、洗顔前後で、あまり変化がなく、角栓の除去量は1回目に比べると、著しく落ちました。2回目以降は、洗顔前の状態で角栓が肌と同じ高さしかなかく、この部分は毛穴の中に埋まっているため、除去しにくいのだと思います。

1回目の検証時にも書きましたが、今回の商品は、使用感的に、成分がそんなに強くなかったため、角栓の完全な除去は難しいです。毛穴に埋まった角栓も溶かしたければ、もう少し角栓を溶かす力を強くする必要があると思います。

ただ、角栓を溶かす力を強くするとくことは、他の肌へのダメージも大きいわけなので、ここのデメリットもあります。ある程度肌が強い人であれば、今回の酵素洗顔のような、角栓を溶かして除去する方式の商品を選んでもいいと思います。一方で洗顔後肌が突っ張りやすいような肌が弱い人であれば、角栓を溶かして除去する方式の商品は、やめた方がいいと思います。

今回の商品については、溶かす力が弱いと、そもそもの目標である角栓を除去すること自体が達成できないため、少し中途半端な商品になってしまっているように思います。

商品の評価としては、角栓の完全な除去はできなかったものの、1回目の使用では、角栓をかなり小さくすることができたため、「小さな効果が合った商品」としておこうと思います。

当サイトは“本当に角栓が除去できる商品がわかる”レビューサイトです
当サイトでは、角栓を除去する目的で作られている商品について、本当に角栓が除去できるのか?を検証しています。たくさんの方が「角栓どっかいった」と評価している@cosmeのランキング上位の商品でも、マイクロスコープできちんと確認すれば、実際はそのような効果はない商品がほとんどです。現状、角栓の除去効果を正しく把握できるサイトは私のサイトくらいなので、是非商品選びの参考にしてみてください。
>>角栓除去に効果のあった商品ランキング

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